新高値更新の金先物価格。本命・小泉進次郎候補にクラ替えした私の調査

2024・8・25(第1235回)

本当なら亡くなったアラン・ドロン氏の出演作をとり上げるところだが「太陽がいっぱい」も「冒険者たち」も取り上げてしまっているので、今回は見送り、合掌。

さて、第一のテーマの金先物価格である。COMEXは8月16日、19日、20日と3日つづけて史上最高値を更新した。

みんかぶより>

8月5日には利食い売りで2402ドルだったから、8月19日の高値2520ドルとくらべると2週間で118ドル上昇。

最大の原因は、小菅努さんによると、米国金融政策が転換期を迎えていることだ。

ディスインフレと米雇用鈍化が同時進行している中、9月17、18日のFOMCでの利下げ着手はすでに現実路線にたっている。来週のNY株式市場のみとうしは楽しみだ、勿論金価格の方も。

では先行きの高値は?

JPモルガンはオンス2500ドル、著名な若林栄四さんはオンス3800ドルから3900ドル。

1オンス31.1グラム、対ドルレート145円とすると――

JPモルガンは、1万1656円。

若林栄四さんは1万7717~1万8183円になる。

すでに今週グラム1万7600円、JPモルガンの目標は達成された。さあ、どうする? どうする? 答えは皆様がおきめ下さい。

ちなみに私は、前回茂木幹事長の名を挙げたが、マスコミは本命小泉進次郎で紙面を作っている。対抗石破元幹事長。

ダイヤモンド・オンラインより>

石破さんの目はないと思う。石破元幹事長が出馬するのはこれで5回目。20人の党内支持者がまだ固定化していない、というのは何とも、地盤が固まっていないことをしめす。同じ慶應義塾大学出身だし、お人柄、能力はすばらしいと思うが――。

次の総選挙を考え始めたら、オヤジさんが「50代になる迄、総理になるな」といっていたのを引っ込めたのは、ある達成への読みが出て来たからだろう。あのオヤジ・ムスコなら「自民党をブッこわす」ぐらいのセリフか、もっと強いキャッチフレーズを考え出しても不思議はない。

第一、立憲民主党の方も、前回官房長官だった枝野氏有力視されている、とか。現在7%台の支持率では自民党の31%にくらべて見劣りする。

やはり12年前の鳩山、菅直人政権での何も決まらない政治の記憶が、政権交代への投票をためらわせる。景気も好転しつつあるし、自民党政権は長期化する。石橋を叩くのと同じ位、これは確実なことと私は確信している。

★新刊発売中!★

『日本経済大復活 GOLDEN CHANGE』(Gakken)

(今井澂著、216ページ、税抜き1600円)

2024年からの日本経済は「ゴールデン・チェンジ」と呼べる大変化を遂げ、半導体やインバウンドを牽引車に成長路線に回帰します。日経平均株価が6万円を目指す流れを詳細に解説しています。オススメ10銘柄つき。通刊50冊目の記念の書です。是非お買い求めください(→アマゾンでのご購入はこちら)。

関連記事

基本の話by前田昌孝(第42回、M&A相場って何?)

日経平均株価が6月27日に約5カ月ぶりに4万円台を回復しました。最高値を更新中のMSCI世界株価指

記事を読む

基本の話by前田昌孝(第18回)

<株価はインフレに勝つか> 岸田文雄首相が資産所得倍増プランを推進するため、金融機関に対し、

記事を読む

過剰投機で浮動株が少なくなった日経225
裁定取引で品薄化

前の勤務先が裁定取引の大手業者だったこともあり、先物インデックス関連の売買は1989年以来綿密にフォ

記事を読む

今井澈のシネマノミクス

映画「スターウォーズ スカイウォーカーの夜明け」と2020年の金相場 - 戻り高値更新の日は近い -(第993回) 

ご存知のスターウォーズ、エピソード9で完結編。 前作「最後のジェダイ」では、ファースト・オー

記事を読む

今井澈のシネマノミクス

織田信長「桶狭間の戦い」と今回の3万円越えが通過点である理由。そして目標値(第1053回)

 1560年6月12日のこの戦いは、小人数で十倍の大軍を破り、大将の今川義元の首をとった。戦史に残

記事を読む

PAGE TOP ↑