映画「007/ゴールドフィンガー」とトランプ政権がFRBの金を再評価する動きが判然とした!!
2025・2・23(第1260回)
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<アマゾンより>
現在米国の金融の世界で最も注目されている話題をお話しする。
「金価格の再評価」である。現実化は1年後とみられている(「ビジネス知識源プレミアム」による)。
大統領令でソブリン・ウェルス・ファンドを設立した。その時に「金再評価勘定(GRA:A GOLD REVALUATION ACCOUNT)」の会計を作っている。準備はすでに始められている。
目的は何か。BRICS通貨の金本位制に対抗して、同じ金準備の暗号通貨で支配しようとしている。
007の中に出てくるフォート・ノックスにあるFRBが権利を持つ財務省の金4850トンの金は1オンス43ドル(1グラム1.35ドル=209円)時価の1.45%で42年間固定されている。
FRBの金は8133トンだが、フォート・ノックスは半分持っている。
きっかけはロシアの外貨準備凍結だった。バイデン政権はウクライナ侵攻にからんでロシアの外貨準備3000億ドル=45兆円を凍結した。これでアンチ米国勢は違う流動制が必要になり、BRICS暗号通貨を準備し始めた。金の裏付けがある。
再びまとめるとトランプ政権は金準備を時価評価して、BRICS暗号通貨に対抗できるようにしている。
証拠は? イーロン・マスク氏が2月16日時点「毎年監査されているのか?」「そうあるべきだが現実に行われていない」とXで返答している。この一連のやりとりで、政府効率化省(DOGE)の監査がフォート・ノックスに入る可能性が一気に現実味を増している。
なぜ、監査が重要視されるのか?
米国の資金不足の時代に、金を密かに売却したのではないか、という見方が一部にあるからだ。
映画では金の亡者ゴールドフィンガーがフォート・ノックスの金を原子力で被爆させ、取引が出来なくなることを狙う。もちろん007の活躍で止められるのだが、今回もそうなるのか、どうか。
ちなみに。今オンス3000ドルに近い。何倍になるか、皆さんで計算してください。
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<Chartparkより>
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