橋幸夫・吉永小百合「いつでも夢を」とこの下げ相場の大底。そして注目業種と銘柄
2025・11・30(第1301回)

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橋幸夫と吉永小百合の歌った佐伯孝夫作詞、吉田正作曲のこの歌が、私は大好きだ。
「言っているいる お持ちなさいな
いつでも夢を いつでも夢を」
この爺さんは夢が待ちどうしい。死んだ妻が時々出てくるからだ。
さて、この米国株の相場の下げ止まりは? 私がヘッジファンドのマネジャー数人に聞いたところでは――

<ヤフーファイナンスより>
「こうした急落はAIブームの上昇期の特徴であり、これからこのブームは数年はつづく」
「何か大きなショックがあれば、それは下げるが相場の基調は強い。ただ2026年第1四半期には調整があるだろう」。全体にはカンカンの強気であった。

<ヤフーファイナンスより>
一方、日本株の方はPERからみて4万8000円台は一応の大底がついたと私は観ている。
ただ、中国の、高市いじめが激しくなれば、4万3000円台がおそらく大底だろう。レアアースの出荷停止とか。
銘柄ですか? インバウンド関連の下げがきついので手を出しやすいが、ヘッジファンドのマネジャー達は「魅力がない」と手を出さない。やはり建設、セメント、鉄骨などインフラ関連が魅力的である。
金融庁の伊藤豊長官が注目すべき発言をしている。「年内をメドに地域金融に関する政策をパッケージした『地域金融強化プラン』を策定し、強力に推進してゆく」。これからすぐ連想されるのは地銀の優良行である。
たしかに中国の高市政権いじめは度がすぎている。しかし、この政権はトランプ2.0の強力な支えがあるので、失脚はありえない。年内または新年早々の頃に総選挙があるとみている。長期政権が確立されよう。

最後に。著名な一柳良雄さんから丁重なお手紙とプレゼントがあった。この人は本当に人の心をつかむ名人で、TV番組(BSテレビ東京)の毎週土曜日朝9:00~9:30は寝坊なので録画して必ず観ている。おすすめである。
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