映画「怪物」と私にとって嬉しいニュース3つ。それにジョージ・ソロスのウクライナ戦争についての分析

映画「怪物」と私にとって嬉しいニュース3つ。

それにジョージ・ソロスのウクライナ戦争についての分析

2023・6・18(第1177回)

「何だ、これは『羅生門』じゃないか」と私は思った。違いは分かりにくいことだけ。賞はもらったらしいが、私にははっきり言って、凡作としか思えない。

テキスト, 新聞, 記号, スポーツゲーム が含まれている画像

自動的に生成された説明

「ブタの脳を人間に移植したら人間は?人間?ブタ?」とか、面白いセリフは随分ある。しかし、シングルマザー、教師、子どもの3つの視点で物語を構成し、当人の立場に変えるとお話がガラリと変わる。

だから「羅生門」だと私は考えた。

世の中は株価の新値更新で湧いている。

1番嬉しかったニュースは、6Gに使う超高級半導体を、サムスンでもTSMCでもなく、日本のメーカー、それも国策のため大半メーカーが出資した会社だった。

その名は「ラビダス」。

2番目は、トヨタの「全固体電池の実用化メドがついた」、と云うニュースだ。

これで、中国が買い占めているリチウムはまるっきり不要。航線距離の短さ、充電時間の長さが問題点だったが、一挙に解決した。

グラフ, 折れ線グラフ

自動的に生成された説明

大変なグッドニュースで、トヨタの時価総額は、一挙に4兆円も上昇した。

第3の嬉しいニュースは、私の49冊目新刊が近く刊行される。また講演会がポツポツ増えてきたこと。8月27日に88歳になるが、おかげさまでほとんど毎日プールに行けていること。

さて、米国のみならず欧州などにも高級な情報ソースを持つジョージ・ソロス氏のウクライナ戦争観をご紹介する。

基本的にはソロス氏はウクライナについて「明るい」、つまり同国の勝利を信じており、悲惨な見方は「偏情報」だとしている。

ソロス氏は、6月のレオパルド2戦車を使った反攻を事前に予測し、的中させた。

ネクタイをした男性の顔

自動的に生成された説明

あた、ソロス氏は傭兵集団ワーグナと、ロシア正規軍との対立が「内戦」に来ることも予言しこれまた的中させている。

同氏結論はこうだ。

「新たなロシア帝国というプーチンの愛は崩壊する。」

また同氏は、停戦についてはこう述べている。

「プーチンは停戦を切望している。中国の習近平国家主席も同じ。」

「しかしバイデン大統領は、米国がゼレンスキーの背後で交渉しないと約束したため、停戦交渉に飛びつかなかった。」

だから私は、来年早々中古の兵器を使い終わった後に、停戦があると思う。

シメに映画のセリフを。

「怪物、だーれだ!」怪物?軍産複合体に決まっているじゃないですか!!

関連記事

木村喜由のマーケット通信
原油安で運輸・紙パルプ・化学が買い
ギリシャ選挙でユーロ危機の再燃は

 日本個人投資家協会 理事 木村 喜由  26日、12月分の通関統計が発表されたが、貿易収支は6,

記事を読む

G・ガルシア・マルケス「百年の孤独」とバフェット弱気に対し、私の強気の理由。ポスト岸田をどうみるか

2024・8・18(第1234回) <アマゾンより。病床でも読書してます!>

記事を読む

当面幅広いレンジで上下動、吹き値はひとまず売り
木村喜由のマーケットインサイト

前回号以降、株式市場は一時急落し、9月29日にTOPIXは1371.44、日経225は1万6901円

記事を読む

今井澈のシネマノミクス

小説「四十七人の刺客」と脱炭素のもたらすインフレ、ドル高(円安)、そして株高(第1095回)

池宮彰一郎氏の原作を読むのをおすすめする。高倉健主演の映画もいいが、小説に比べるとオチる。この傑作

記事を読む

今井澈のシネマノミクス

映画「クリード チャンプを継ぐ男」と天災で儲かるチャンス

  「ロッキー」を1976年に観たときの衝撃を忘れない。あの迫力十分の試合シーンの凄

記事を読む

PAGE TOP ↑