【初・中級者向き】 気になるチャート
08年とやっぱり似ているのでしょうか??

公開日: : 最終更新日:2016/08/05 マーケットEye, 無料記事

ジャイコミ編集部

滅亡まで

リーマンショックの起きた9月15日まで、あと63日・・・

というわけで、2007年8月のパリバショックからの約1年間と、昨年8月のチャイナショック以降の日経平均の推移を比較したチャートをひさびさにチェックしてみましょう。

Brexitからの反発もまだ喜べない

暴落チャート

7月14日の日経平均は4営業日続けての値上がりとなり、終値は1万6385円となりました。英国が国民投票でEU離脱を決め市場が「Brexit」に揺れた6月24日より前の水準を約3週間ぶりに回復しました。

とはいえ上のチャートをみると、むしろ08年と似たような展開のような・・・

ドイツ銀行を筆頭とした欧州金融機関の資本に対する懸念が再び(何度目?)懸念されていることを考えると、リーマンショックのときのことを思い出してしまいます。

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外国人の買い累積額は10兆円を割れる

外国人投資家売買累計

外国人投資家の日本株売買差額の累計額と日経平均の推移もみておきましょう。

アベノミクス相場は12年11月の野田佳彦首相(当時)の衆議院解散・総選挙実施宣言から始まりました。そこからの外国人投資家の日本株の買いと売りを差し引いた額を積み上げていったのが、図の青色の部分です。現物だけでなく先物も含めた金額です。

外国人売買累計額売買差額累計は6月を終えて9.7兆円にまで減少し、ついに10兆円を割りました。なお15年5月のピーク時は23.4兆円、昨年12月時点が約15.6兆円でした。
アベノミクスは本当に再起動となるのでしょうか。もし仮にこの数字がさらに減っていくとしたら・・・ちょっと弱気すぎる考えでしょうか?

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