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」 一覧「脱炭素」は、インフレを呼ぶが、同時に企業の不良債権をもたらす
ご存知の通り、私は銀行マンの経歴がある。30年間つとめた山一証券グループを辞め、日債銀(現在のあおぞら銀行)にスカウトされたのが1989年。すぐ株式で暴落が始まり、次に地価の大幅下落が始まった。 明治以来の銀行の貸付けの担保は土地。これは不況などで地価が下がっても、せいぜい3~4割の計算で担保割れを起こさないという前提で銀行ビジネスは成り立っていた。 例で示そう。 いま
お知らせとご寄付のお願い
2021/12/06 | その他
12月に入り迎え年の瀬が近づいてくる中そろそろ本格的な寒さがやって来ました。 皆さまいかがお過ごしでしょうか。現在、当団体では「若い世代に向けた投資教育、投資家育成の為の新たな情報配信や時代に合った活動」を実施しています。しかしながら、資金不足により情報配信を行う為のシステムアップデート(ジャイコミ含む)や新しい投資教育企画などの活動の維持をする事が出来ません。日頃から私たちの活動を応援し
オミクロン・ショック」と的確に底値をズバリ指摘したテクニカル・アナリスト(第1092回)
本来なら、脱炭素の引き起こすインフレ、又はデフレからの脱却について書くつもりで先週予告した。 しかし、新型コロナ肺炎の新型「オミクロン」が南ア中心に拡大中。 そこにパウエルFRB総裁の利上げ時期の繰り上げのスピーチがあったので、日米共に「ドカ」があった。 そこで今回はこの問題について取り上げることにした。 まず「オミクロン」について、 私は米国の方も合わせて、二つ
国民は「安定」を求めている
2021/12/02 | その他
連合を組んだ立憲民主党をはじめ野党がどれだけ票を伸ばすのか。注目された衆議院議員選挙が終わりました。テレビの開票速報を見ながら、しばらくは小選挙区制の特徴がよく表れているようにみえました。全国の4分の3の小選挙区で「野党共闘」が成立し、野党候補が与党候補と1対1の接戦を繰り広げているように見えたからです。小選挙区制が導入された当時、小選挙区制になれば、お手本にしたイギリスのように、政権交代が比較
ピーター・ドラッカー「見えざる革命」と米国労働省の新規制がもたらす日本株への巨大な需要(第1091回)
少し前にもこのテーマで書いたがその後さらに確信を深める情報を入手したので、再び述べることにした。 実はこの「見えざる革命」は、私の人生を決めた一冊、と言っても過言ではない。 山一証券経済研究所のNY支社所長時代、冬の雪にとじ込められたある日、偶然手にとって読みふけった。1980年代のことだった。 当時は、米ソ対立の冷戦時代。共産主義(社会主義)の優位性をソ連は宣伝していた
フオーリン・アフェアーズの「台湾侵攻は近い」に反論する。日本株高へのひとつの材料として(第1090回)
あまりにも著名で世界的に影響力の大きい一流誌の論文にケチをつけるなんてーーと思われる向きもあろう。たしかに我自身が恐れ多いなと感じている。 しかし、最近電話した旧知の米国のマネージャーが、日本株への投資比率を標準より低くしている一因と聞いたので反論する気になった。 順序として七月号の論文を紹介しよう。 題は「中国の台湾侵攻は近いー現実味を帯びて来た武力行使リスク」 内容を
映画「サタデー・ナイト・フィーバー」と12月上旬に襲うNY市場の「ド」か「ドカ」(第1088回)
いまから45~6年前のディスコ全盛時代の火付役の映画。主役のジョン・トラヴォルタはこれでスターになった。 ストーリーはブルックリンで働く20歳の若者トニーが、マンハッタンに住む女性と知り合い、コンテストに出場するお話だ。別にその後ブロードウェイに出るというサクセスストーリーではないが、ビージーズの音楽中心にヒット曲ヤマ盛りで、ジュリアナ東京で私などマネしたものだ。当時のディスコの熱気、熱狂