「 投稿者アーカイブ:ジャイコミ

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激な円安が語ること

2022/06/19 | その他

このところ新聞やテレビでの話題は、ロシアのウクライナ侵攻に加えて急激に進行する円安に集中しているようにみえます。円相場は今年に入って1ドル110円台で緩やかに円安方向に進み2月に120円台に乗せるという展開を続けていましたが、4月に入って急激に円安のスピードが上がり、本稿の執筆段階では130円の大台に迫っています。なぜこんなに急激に潮目が変わったのでしょうか。 多くの専門家が指摘しているの

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ロシア 没落の始まりか

2022/06/19 | その他

2年前、新型コロナウイルスが突如として世界の人々を襲いました。誰もが想定しなかったことです。ところがまたも、誰もが「そんなことはあるまい」と考えていた恐怖の事態が発生しました。ロシアのウクライナ侵攻です。これによってロシアは世界から孤立せざるをえません。その結果、ただでさえ脆弱な経済基盤がますます弱体化し、プーチン大統領の目指す大帝国の復活どころか、ロシアは没落への道をたどることになるのではない

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映画「シン・ウルトラマン」とロシア戦費の枯渇。したたかな日本経済。日本株の6月末の買い場を狙う作戦。(第1120回)

興行収入が素晴らしいと聞いた。かつて、私の息子たちに「ウルトラマン」の主題歌を歌ってやった記憶から、観る気になった。 「シン」がつくシリーズがあると初めて聞いた。 確かに「シン・ゴジラ」「シン・仮面ライダー」とか。ご存じのとうり、ストーリーは単純である。 ある日から日本に巨大な生物が次々と出現し「禍威獣」と命名され、対策チームの「禍特対」が発足する。そのメンバーの一人に

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映画「かくも長き不在」と本格的な「良い円安時代」の始まり。そして私の強気。(第1119回)

カンヌ映画祭でグランプリを取った秀作。1961年の作品で、キネマ旬報の外国映画部門の第1位。黒澤明監督のベスト100本にも入っている。 「第三の男」のあの若く美しかったアリダ・ヴァリが中年女となって、戦争中にナチスに逮捕された夫を待っている。 パリの下町、セーヌの近くが舞台。 そこに年寄りの浮浪者がパリにやって来る。一目で夫と見た主人公は、声をかける。 しかし夫と見られる

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映画「トップガン マーヴェリック」と、中国経済の苦境と日本のインフレと円安。私の強気。(第1118回)

36年ぶりの「トップガン」!! 当然私は観に行き、充分に満足した。お勧めできる。 主役のトム・クルーズの59歳と思えない若々しい肉体。例によって全力疾走する姿。完全に画面を圧倒している。 ところが、この素晴らしいエンタメに対し、残念な情報がある。 WSJ 5月30日付けによると、「中国企業テンセントは当初、12.5%にあたる数百万ドルを出資する予定だったが、その後撤退した

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「平家物語」とラニーニャ現象。(第1117回)

私が4、5歳の時から「平家物語」や「十八史略」を読んだことはかなり前のブログで書いた。幼い頭の中に「盛者必衰のことわり」や「おごれる平家久しからず」といった言葉がきざみつかれたことは言う迄もない。 しかし最近、名古屋大学の中塚武教授の著書「気候適応の日本史」を読んで、アレレと思った。 平家の滅亡が、実は気候変動の結果と結びついている、という論旨だからである。 チャートを見て頂き

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映画「コーダ あいのうた」と低下し続ける金価格の今後。NY株安。私の強気(第1116回)

「CODA」とは「耳の聞こえない両親から生れた子供」という意味。第94回アカデミー賞作品賞を得た秀作。耳の聞こえる美声の娘の物語だ。  私の心を打ったセリフを始めに書く。(もちろん手話だ。)  「何かが失われるが、しかし毎日、何かを得る。(物事は)両方のサイドから見なくてはならない」 物事はたしかに両サイドから見なくては、金価格が上昇のあと下落したことへの解釈は「両方」から見な

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