「 投稿者アーカイブ:前田 昌孝

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基本の話by前田昌孝(第18回)

<株価はインフレに勝つか> 岸田文雄首相が資産所得倍増プランを推進するため、金融機関に対し、顧客の預貯金を投資に動かすように要請したと伝わっています。金融機関は今後、投資信託などの販売活動に一段と力を入れることになりそうです。販売担当者の殺し文句は「預貯金のままだとインフレで価値が目減りしますよ」。しかし、本当に株式投資はインフレに勝つのでしょうか。 岸田首相の発言は6月21日に東京

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基本の話by前田昌孝(第17回)

<あと8000円、近くて遠い> 日経平均株価は5月に入って3万円台を回復し、30日には2000年7月以来約33年ぶりの高値となる3万1328円まで上げました。1989年末に付けた最高値3万8915円まであと8000円足らずです。市場関係者からは「至近距離」との声も聞かれます。しかし、最高値更新はそう簡単ではないように感じます。 日経平均は5月31日には440円安と大きく下げましたが、

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基本の話by前田昌孝(第16回)

<官製市場、うまくいくのか> 岸田文雄首相が資産所得倍増プランを掲げているのを受け、金融庁がさまざまな仕掛けを講じ始めています。本稿ではそれらを紹介しようと思いますが、市場関係者の間からは「官僚の発想で何かしようとしても、生きたマーケットで機能するはずがない」との声も出ています。「貯蓄から投資へ」は実現するでしょうか。  第一の仕掛けは言うまでもなく、少額投資非課税制度(NISA)の

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基本の話by前田昌孝(第15回)

<シリコンバレー銀、なぜ破綻> 東京株式相場は2022年度末にかけて上昇基調となり、日経平均株価は2万8000円台に乗せて年度の幕を閉じました。米国のシリコンバレーバンク(SVB)の破綻に始まった金融不安が後退し、再び株式の物色機運が高まっているようです。異例の急成長をしてきたSVBはなぜ破綻したのでしょうか。改めて考えてみたいと思います。 破綻した後に米金融監督当局から「外れ値だっ

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基本の話by前田昌孝(第14回)

<SMBC日興証券事件の本質> 「相場操縦事件」として報じられているSMBC日興証券の不正取引事件について、2月13日に東京地裁(神田大助裁判長)が初めての判決を下しました。求刑をも上回る追徴金を科すことで、「悪質な行為」を排そうする判決に見えましたが、筆者は一連の判断にはいまだに疑問を持っています。外見上、相場操縦と認定できる行為があったのかもしれませんが、そこが諸悪の根源とは思えないか

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基本の話by前田昌孝(第13回)

<「アクティブの勝ち」は本当?> 公募投資信託の2022年末までの運用成績が出そろいました。1年前には「インフレヘッジのために、株式投資を」と叫ばれましたが、投信に限って言えば、すべてのジャンルにわたって平均リターンはマイナスでした。結果論ですが、「余計なことはしないほうがよかった」のです。では長期的にはどうだったのでしょうか。過去10年間の運用成績をベースに考えてみます。 2022

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基本の話by前田昌孝(第12回)

<ROEとPBRの関係> 2022年の東京株式相場は4年ぶりの下落で終わりました。上場企業の自社株買い以外にこれといった買い手もなく、日本経済の地盤沈下ぶりを如実に示した1年だったともいえます。だからというわけではありませんが、12月31日の日本経済新聞の社説には「東証は株価を上げる努力を引き出す強制力のある仕組みを検討すべきだ」といったヒステリックな論調もみられます。しかし、これはさすが

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