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来年は信用収縮で景気は悪化傾向に

米国市場が見逃している景気後退によるダメージに注意   前月からの一か月間、米国市場は一段と金融緩和期待が強まり、昨日のFOMCでは0.5%追加利上げが決まったというのに10年国債利回りは一時3.42%に低下するという奇怪な反応を見せた。FRB委員の今後のFFレート見通しを示すドットチャートでは、来年末の平均値が5.1%。会合後のパウエル氏の発言も、雇用のひっ迫は簡単に解消し

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米国雇用は一段と逼迫、まだ下げ相場は三合目

利下げ期待が強いのに景気悪化は軽微と考える矛盾   今の米国市場は、金融引き締め局面が半年以内に終わって、夏場以降利下げ局面に入るということを前提とした価格形成になっている。しかも、株価に反映されている未来は、この利下げ局面はGDPや業績の下降を伴わない、非常にマイルドなものだとしている。バブル期間中にものすごい規模で積みあがっている、採算が立たないような先行投資、ベンチャー

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やっと米国の金融引き締めが始まる

FFレートがやっと長期期待GDP成長率を上回ってくる   マーケットで形成される債券利回りからは、来週FRBが利上げを計画しているなど信じられない。米10年債は7日に一時3.40%まで低下。1か月半前は4.33%まで上がっていた。2年債はさほど動いておらず、1か月半前4.63%、ピークが11月4日の4.88%、12月2日4.18%まで低下。   14日の

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毒入り危険、食べたら死ぬで。利下げ楽観論

利下げの前に起きることを無視している米国市場   関西生まれの方なら、タイトルが84年のグリコ森永事件で「かい人21面相」が森永製菓に送った脅迫状に用いたフレーズであることに即座に気が付いただろう。新聞記者上がりの作家塩田武士がこの事件を20年余り追い続けた読売の記者と出会い、綿密な取材を元に書き『罪の声』というセミ実録作品として大ヒットとなり、『鎌倉殿の・・』で主演の小栗旬

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巨大需要が見えない中での半導体投資ラッシュ

IT系の新製品なし、対中制裁が狙いの大型投資   小学生時代から、自分で何かを調べて、その結果や展望を人前で発表するのが好きだった。85年の初秋、生保会社での大阪在任中に長谷川慶太郎の講演を聴講した。ほぼ同時にプラザ合意による急激な円高が始まった。筆者は意を決した。自分の興味があるのは変化の乏しい生命保険業界ではなく、あちら側だ。変化=リスクに対するクッション役である保険会社

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資産形成はNISAの恒久化と iDeCo・企業型DCの拡充で

  先だって10月28日、岸田首相はブレア元イギリス首相の表敬訪問を受けた。 ブレア元首相といえば「第三の道」、すなわち福祉と自助努力の新しいバランスを提唱し、自助努力できるように国民を教育したことで政策を成功させた経歴をもつ。 当時ブレア首相が置かれていたイギリスの状況は、岸田政権が直面するいまの状況と酷似している、という指摘がある。アベノミクス新自由主義からの転換を

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バリュー株主導で日本株のジリ高が続いている

TOPIXが年初来高値に接近、年初来高値を抜けば青天井も   このレポートのタイトルでいう「マーケット」とは、野菜や材木のような一般商品の取引場所という意味ではない。余剰資金の運用先として、売り注文と買い注文の激突する、対決の場所としてのマーケットである。一般商品では、売り手と買い手の合意によって価格が決まる。しかし取引所では、大勢いる潜在的な買い手集団、売り手集団の中で、今

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