「 有料記事 」 一覧

今日は大事な東証市場再編の基準日

本日終値で流動性規模が決定、7月末までに会社に通知が インデックス運用に興味がない人は、今日が単に1年の半分が終わる日だと思っているだろうが、プロとして資産運用ビジネスに関係しているものにはとても大事な一日である。東証の再編成プランによる市場区分変更が実行に移される、移行基準日だからである。 移行基準日とは、早い話がプライム市場という名前の新「一部市場」銘柄の基準に合致しているか、それ

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中国共産党100周年、そろそろ年貢の納め時か

名ばかりの共産主義、実態は幹部エリートの独裁と権力闘争 昨日は中国共産党創立100周年記念日。素直に喜べる相手ではないが、中国という存在の歴史的恩恵、取引相手としての重要性はあまりにも大きく、とりあえず祝意を述べておきたい。記念式典には必ず『義勇軍行進曲』が演奏されるがこの曲は35年7月に鵠沼海岸での海水浴で溺死した聶耳(じょうじ・享年23歳)が3か月の日本滞在中に映画の主題歌として作曲した

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イノベーションを支援するために 未上場株式・私募投資信託(ヘッジファンド)への投資を促進しよう

日本人の金融資産残高がコロナ禍下で大幅に増加している。コロナ対策の財政支出増大と個人消費縮小が重なったことが要因であり、なかでも純資産1億円以上の富裕層の金融資産の増勢に弾みがついている。 この個人金融資産をベンチャー企業、ことにユニコーンと称される大型ベンチャーへの投資に振り向けることができたら、日本の未来への成長を力強く促進することができる。公共政策として重要視されるべきではないだろうか

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日本だけ乱高下の原因は海外投機筋、無視してよい

リスクパリティー戦略とハイリスク銘柄愛好組が時間差攻撃 FOMCの直前から海外投機筋の動きが活発となっており、日ごとのインデックス別あるいは銘柄群別の変動及びその格差が激しくなっている。筆者の目からはそこにきちんとした理屈は存在しておらず、複数のデイトレード系の投機筋が、相手方の裏をかくような動きを日替わりで行っているのが原因だと見ている。わざと相手の裏をかこうとしているので、真面目に考える

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なぜか金利が上がらない

2021/06/27 | 上級, 有料記事

2021年に入り、株式市場にはインフレ懸念がこびりついている。新型コロナウイルスの影響が薄れるにつれ、経済活動が正常化し、棚上げされた需要(ペントアップデマンド)が集中的に出てくる可能性があるからだ。しかし、日米ともに金利の上昇懸念がなぜか薄れている。市場のシグナルは読み取りにくい。 株価と企業業績との関係が直線上にないように、金利と物価動向との関係も直線上にはない。世界の投資家が最も注目し

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ミーム銘柄って何だ?

ネットを介して広がるしゃれた言葉やアイデアが語源 米国株式市場で、最近非常に存在感、重要性を増している一群がMeme(ミーム)と呼ばれる銘柄である。Wikipedia によれば、ミームとはインターネットを介して一風変わった面白いアイデアや表現が、模倣により急速に拡大する現象、もしくは模倣される行動や概念を指すらしい。単純に言えば、ネットで広がった流行語とか、若い子たちが指でハートマークを作っ

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インフレ予想を巡って大激戦、波乱含み

今のところ楽観派が市場をリードしているが 世界的に見ると新型コロナ禍は終盤戦に入ったようだ。欧米ではワクチン接種率の増加と並行して新規感染者数、死者数とも急速に低下している。行動制限は段階的に解除され、マスク着用義務も解除されつつある。米国は7月4日の独立記念日にはバイデン氏が勝利宣言をするだろうし、東京五輪は人数制限付きで観客を入れる公算が強い。4月から急速に蔓延したインドも最悪期を脱して

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