「 有料記事 」 一覧

日本株が出遅れているのは日本人が買わないから

米国では下がると自社株買いと個人投資家の買いが急増する 米国ではにわかに「景気ピークアウト懸念」と称してインフレ期待が大きく後退し、債券が大きく買われ、株価が急落するという現象が起こっている。今年に入ってからは日本株と米国債券利回りの連動性が非常に強まっており、米国債が買われれば長期金利は下がり、ドル円相場も下がるから、日本株は総売りとなる。 現象面だけ取り上げればそういうことであるが

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ユニクロ、プライム落ち警戒の売り物に押される

東証の新市場適合通知後の決算発表もプライム適合との公表なし 「便りがないのはよい便り」という諺があるが、必ずしもこれは適正ではなく、受け取る側が勝手にそう思って気休めとしている場合も少なくない。不祥事、凶事に遭遇して連絡がままならないことも十分考えられるからだ。特に上場企業においては、投資家の重要関心事については一定の開示義務が課せられており、好悪双方について遅滞なく情報開示を行うことがマナ

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やっぱり物価は上がっている、米のテーパリングは9月開始

強い経済指標が続くためテーパリングは待ったなしに テーパリングというのは、傾斜をつける、なだらかにするという意味である。中央銀行の金融政策においては、すでに金利を限界まで引き下げた後に行われる量的緩和を中止して、次の利上げまでの期間、正常レベルに対して過剰に膨張させたマネーを回収する行為である。量的緩和による実体経済の刺激効果は、間接的で、強力ではないが、それが大々的かつ長期に及ぶと株価や各

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びびりまくった挙句に、緊急事態宣言下の五輪開催かよ

都議選に負けたもんだから菅首相がこちらで敗北宣言 今回の都議選は五輪開催に対する都民の意向を反映していると見るのが当然だ。自民党及び菅首相ら政権首脳は、自民党が50議席近く取るという前提で各種の準備を進めていたのは明らか。しかし歴史的大惨敗だったのだ。狸寝入りしていた小池さんの登場で状況は一変、死に馬だったはずの都民ファーストに蹴られて議席を奪われ、一番開催に否定的な共産党とそれにつるんだ立

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緑のたぬきにまた化かされる

勝負勘抜群の小池さん、でも五輪後の都政投げ出し観測やまず 内情に詳しい政治記者によると、東京五輪が終わるまでは小池都知事は都民ファーストと自民、公明党を同等に扱うという密約をしていたそうである。都ファの選挙応援に行くなら自公にも均等に顔を出す。露骨な都ファ支持の姿勢を示されると自民党としては小池都政を支援するわけにいかず、五輪でもコロナ対策でもいろいろギクシャクするからだ。 選挙前の情

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米バブル末期の激しい動き、日本は振り回されるだけ

欧米景気は一段と回復、年末に向けてインフレの織り込みが進む インサイトというのは洞察という意味であり、表面の見える現象の奥底に潜む変化に接近しようという筆者の分析姿勢を意味している。マーケットでは、価格はすでに多くの投資家が情報に反応した結果であり、それをどう美しく解説しても一文の足しにもならない。利益の源泉となるのは今の相場と未来の価格の差異である。だからアナリストは、真の価値と今の価格と

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今日は大事な東証市場再編の基準日

本日終値で流動性規模が決定、7月末までに会社に通知が インデックス運用に興味がない人は、今日が単に1年の半分が終わる日だと思っているだろうが、プロとして資産運用ビジネスに関係しているものにはとても大事な一日である。東証の再編成プランによる市場区分変更が実行に移される、移行基準日だからである。 移行基準日とは、早い話がプライム市場という名前の新「一部市場」銘柄の基準に合致しているか、それ

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