「 有料記事 」 一覧

【上級者向き】想定通りの波乱局面、落ち着いて安値拾いを

値動きの中心は投機筋の動き、株価は割安なので惑わされないように 筆者は従来から米国長期金利は一部投資家の誘導により経済実体以上に低い水準に抑えられ、その副作用としてドル安・米株高が演出されているとしてきた。年間で70兆円規模に上る米国企業の自社株買いも低金利の追い風があればこそだった。 しかし大型減税に加え長期間の景気拡大により労働需給が一段とひっ迫し、海外からの移民にも否定的なトランプ政

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【中・上級者向き】金価格は反転上昇するか? 岡部 陽二

金価格は反転上昇するか? 金の年間平均価格は、2012年に1トロイオンス=1,668ドル※の高値をつけていったん下落した後は3年ほど横ばいで推移し、ここ2年ほどは緩やかな上昇基調にあった。ところが本年に入ると4月11日の1,369ドルから4ヶ月で約4%も急落した。さらに8月16日には1,184ドルと2年来の最安値をつけ、以来1,200ドルをはさんで揉み合っている。(図1) 貴金属取扱い業者の多

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【上級者向き】極端な景気敏感からディフェンシブへのシフト

中国リスクと金利上昇で一段と景気鈍感株に人気が集まる 日本株で設備投資関連の筆頭銘柄と言えば、少し前まではファナックとエレクトロンだったが、2年ほど前から世界の機関投資家の注目はFA用センサーのキーエンスにシフトしている。省力化・自動化で不可欠な分野で抜群のシェア、成長率、売上高営業利益率、ROEを誇っており、株価指標面での割高感は気になるもののバランス運用のポートフォリオに欠かせない銘柄となっ

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【上級者向き】米国10年債が大崩れ、ドル円の上昇傾向はほぼ固まった

債券強気筋がついに諦める、次は米国の財政悪化に焦点 株式投資専門の投資家は世間一般の人よりはずいぶん物知りで、こまごまとした物にも知識があるが、視点の広がりや深さ、論理性という点では債券投資家に一歩劣る。それは当然で、個人で債券投資専門という人はほとんどおらず、大抵は大手金融機関や機関投資家に所属しているプロであり、入手する情報や知識のレベルも高いからである。 しかし昨年2月以降の米国債の

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【上級者向き】露骨なマニピュレーションでNT倍率が再上昇

オーバーシュートと急反落に注意 本日より名実ともに年度下期に入ったが、225の上げはとどまるところを知らず、 本日高値は24306円に。一方TOPIXは小幅高で、NT倍率は再び13.337倍に拡大して いる。NT倍率の急上昇は8月1日からで、筆者は225買い・TOPIX売りで仕掛けたヘ ッジファンド筋は9月SQ決済でいったん利益確定し、その後NT倍率を下に振るかと 見ていたが、9月25日

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【上級者向き】上げの内容は芳しくない、大商いあれば一部利益確定を

再び過熱しているヘッジファンドのNT倍率ロング 本日で9月中間期末の取引が終了。TOPIXは1817.25で3月末の1716.30から5.89%高、この他に1%余りの配当があるから実質7%余りのプラスだった。一方225は21454円から1月高値にほぼ並ぶ24120円まで12.43%高、これに配当が1%弱あるから13.3%のプラス。両者のパフォーマンスに6%以上の差が開いたのは、日銀によるEFT買

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【上級者向き】バフェット指標は未到の領域

2018/09/27 | 有料記事

 米中貿易摩擦の激化や米長期金利の上昇をよそに米国株が過去最高値まで買われ、東京株式市場でも日経平均株価の年初来高値更新が近づいている。内外の企業業績の好調が株高を支えているという。しかし、相場の過熱ぶりを測る米国の「バフェット指標」は149%と未到の領域に入っている。2008年のリーマン・ショックから10年、常にリスクはチャンスと隣り合わせにある。 バフェット指標は株式市場の時価総額を名目

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