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基本の話by前田昌孝(第2回)

誤解しないでほしいが、株式投資の勉強が無意味だなどと主張しているわけではない。勉強することと、高いリターンを得る可能性が高まることとは別問題というのが、筆者の考えだ。勉強すれば、証券会社や資産運用会社などに高待遇で雇われる機会に恵まれるかもしれない。しかし、株価の先行きが的確に予想できるようには、ならないだろう。 ある論理が間違っていることを示す証明方法として、「背理法」がある。高等学校の

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映画「ロシアより愛をこめて」とロシアのウクライナ侵攻。NYと東京市場の猛反発を私が予想する理由(第1104回)

「ドクター・ノオ」に次ぐ「007」ものの第2作、シリーズ最高傑作とされている。オリエント急行車内での猛烈な 格闘シーンだけでも映画史に残る、何よりもショーン・コネリーが油ぎっていかにもスパイらしく、また何より も恰好のよさが魅力的だった。  さて、露プーチン大統領はウクライナに侵攻した。   米バイデン大統領は、対露制裁を発動し、欧日はこれに追随し、近年ではこれまでで最も

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映画「ダイ・ハード ラスト・デイ」とウクライナ問題とドル高。そして私の強気(第1103回)

「ダイ・ハード」シリーズの第5作。舞台はロシア。初めはモスクワ。次いでチェルノブイリ(ウクライナ)へ。濃縮ウラン の横流しによる大金獲得を担う大犯罪をマクレーン父子が阻止する。 連日ウクライナ問題が大きく報じられ、NY株式市場は一喜一憂。東京市場もつれ高、つれ安している。  原油価格中心にインフレの動きが進行する中、FRBに始まって世界的に金融引締めが強行されようとしている。

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映画「第三の男」と不死鳥のようなトランプ氏の再選。そして安倍さんの復活(第1102回)

映画史上の名作中の名作。高校2年の時に観た時の感激は忘れない。 チターの弦をタイトルに使ってスタート。第三の男が登場する瞬間、下水道での追跡の迫力。そして紅葉の落ちる並木道を、 アリダ・ヴァリが画面手前から歩いて来て、画面から切れて去ってゆくラストシーン。 どのシーンも美しく、音楽がまた素晴らしい。 人間関係はこうだ。 初めに登場する人物はホリー・マーチンス(ジョセ

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リスト交響詩「レ・プレリュード」と転機を迎えた金への投資。目標値はオンス2300ドル台。(第1101回)

ピアノの超絶名人として知られるリスト(1811~1886)は「交響詩」という分野の創始者。 「交響詩」とは曲をつけられた題を道しるべとして、文学的な内容を表現しようとする標題音楽である。ベートーヴェン の田園交響曲やベルリオーズの幻想交響曲が代表的な例。 「レ・プレリュード」は「前奏曲」という意味で、フランスの詩人ラマルティーヌの詩に基づいている。 4部構成で ①春の気分

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基本の話by前田昌孝(第1回)

政府はあとで撤回したが、2019年6月に金融庁が公表した「老後2000万円報告書」は、国民に大きな衝撃を与えた。特に20~40歳代の資産形成層は危機感を覚え、積み立て型の少額投資非課税制度の活用に走った。2021年6月末現在で300万人強の資産形成層が、このつみたてNISAの口座を持っている。リスク投資を始めた人たちが道に迷わないように、基本的な話をしていこうと思う。 金融庁の統計

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映画「コンフィデンスマンJP 英雄編」と信頼するベテラン二人のN Yダウ平均とNASDAQ、日経平均の底値予想。そして私の強気 (第1100回)

一週間で興行収入12億円、観客50万人を動員した大ヒット作。私は長澤まさみのファンなので、早速、観た。 大きなドンデン返しがキモの映画なので、タネ明かしは遠慮しておく。しかし充分に満足したことだけは確か。おすすめできる。 このところ、急落している米国株式市場についてお問い合わせが多い。私なりに今回ブログを書くことにした。 テクニカルアナリストとして世界的に著名な若林栄四さんの昨

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