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映画「ワーロック」と円安ドル高の定着で、日経平均3万2000円の回復(第1110回)

1959年。私が大学を卒業して証券界に入った年の作品。 ワーロックという銀鉱山を持つリッチな町が、無法者の一群に被害を受け、就任していた連邦保安官は彼らに追い出される。 悪人と承知で著名なガンマンを雇う。賭博場のオーナーとこみで。 ヘンリー・フォンダとアンソニー・クインがその2人。 無法者は退治されるが、町は2人の支配下にされてしまう。 現在のロシアに似ている。

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映画「ドライブ・マイ・カー」と長期の円安・インフレ・タンス預金と金。(第1109回)

日本映画としては「おくりびと」以来、13年ぶりにアカデミー最優秀外国語映画賞を獲得した。これに先立ってカンヌ で4冠を得た秀作。3時間を超える長編だが、私は少しも飽きなかった。 村上春樹の短編集から映画化されたが、「ドライブ・マイ・カー」のほか「シェエラザード」と「木野」も含まれている。 しかし、この映画の本当の作者は、チェーホフだろう。劇中劇「ワーニャ伯父さん」の主人公たちが

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基本の話by前田昌孝(第3回)

株式投資は何のためにするのでしょうか。先日も新聞の電子版を読んでいたら、次のような記事がありました。「日本の高度成長期には銀行が個人から集めた預金を融資や投資に振り向け、企業に成長資金や事業運営資金を提供していた。昨今はそのお金の流れが機能しないから、家計が直接、企業に成長資金を提供しなければならない」 本当に眼力があるかどうかは別として、銀行は融資や投資のプロです。銀行が役割を十分に果た

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映画「暴力教室」とウクライナ侵攻が4月半ばに終る。そして商社株、銀行株。3万円大台の回復。(第1108回)

1955年公開の古い映画。音楽の「ロック・アラウンド・ザ・クロック」の方が、ロックンロール時代の幕明けの作品として有名だ。 むしろ悪役の生徒役のヴィック・モローの方が、後年、大人気だったTV映画「コンバット」のサンダース軍曹役で名を残している。 主役のダディエ(グレン・フォード)はNYの不良少年ばかりが集まったクラスの担当になり、悪戦苦闘する。3度、教壇から離れその都度考え直して復帰

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映画「楢山節考」と今後5〜10%つづくという著名経済学者。預金中心に運用している日本人。老後資金はどうしたらいいか?(第1107回)

1983年のカンヌ国際映画祭でパルム・ドールを受賞した名作で今村昌平監督。 坂本スミ子が演じたおりんという老婆は、みずから進んで捨てられようとする型破りの女性。自分の 住む村や家に食物が乏しいからで、おりんは自ら石で前歯を折る。楢山に捨てられる日を早めるためだ。 息子の辰平(緒方拳)は妻ともども出来ればいつまでもながく家に止まってもらいたいと考えている。そ の息子夫婦の優

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画「眼下の敵」とウクライナ侵攻の終りを読んで動き出した投機筋。そして商社株と金価格(第1106回)

米駆逐艦と独潜水艦が秘術を尽くして戦ううちに、艦長同士がまだ見ぬ敵を尊敬し合うという物語。 艦長にはロバート・ミッチャムとクルト・ユルゲンス。 現在でもCSではしょっちゅう再放送されるほどで、人気は高い。 今回のウクライナ侵攻を見て、私はミッチャムのセリフを思い出した。  「破壊と苦痛に終りはない。不死身の蛇のように、頭を切り落しても、替りが出てくる。いずれ この戦

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映画「天井桟敷の人々」と「脱炭素」という誤りのために消費税20%に当る負担を負うわが国。そしてバフェットの買った商社株(第1105回)

「天井桟敷の人々」は、映画史上屈指の名作の一本。高校時代に観た時の感動は忘れない。 私が最近知り合ったファンの方に、ブログにフランス映画の取り上げが少ない、と言われた。  また、先日NHKのBS放送で放映していたので取り上げることにした。  お話はパントマイム役者のバチスト(ジャン・ルイ・バロー)と、美女ガランス(アルレッティ)が 好き合っていても一緒になれない。まさに悲

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