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【上級者向き】めでたさも 中ぐらいなり 新元号

歓迎ムードは喜ばしいが米中の過剰な楽観が禍根となろう 元来混乱などあろうはずがないが、つつがなく新元号が決まり、世間の話題は当面これ一色になりそう。前回は御崩御のドサクサ紛れで、新元号の祝賀などもってのほかだったが、今回は全力でお祝いしても叱られることはないので、元気のよい人はせいぜいたっぷりお金を使ってください。ちょうどお花見シーズンでもあり、今夜辺りは全国的に飲食店・居酒屋は大繁盛となるだろ

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【初・中級者向き】映画映画「用心棒」とTOPIX600ポイント説

ご存知黒澤明の傑作だ。三船敏郎演じる桑畑三十郎が上州の街道宿で、やくざ親分二人が対立しているところにふらりと立ち寄る。そこに人の手首をくわえた犬が走ってくる。これだけでこの宿場の状況が明瞭だ。その前と後とでは三十郎の目と歩き方が、一変する。凄い導入部だ。 居酒屋に入ってメシを食べている間に、主人の権爺が、親分の清兵衛と一の子分だった丑寅との対立が激しいこと、二人にはそれぞれ絹問屋と酒屋のスポンサ

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【上級者向き】発想を変えて見れば、今は割安株買いのチャンス

現在出ている売りは産油国や相続絡みの換金売りにほぼ限定 本日で今年度は終了、来週は新年度突入と共に新元号の発表である。東京都区部は桜がほぼ満開となっているが、読者のご近所ではいかがだろうか。だが株式市場の方は春爛漫とは裏腹の、どん冷えの状態と言ってよい。 1-3月の現物株売買代金は約160兆円。うち自己と呼ばれる東証会員業者の自己売買分は概ね15%で、残りが顧客からの委託注文だが、このうち

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【初~上級者向き】 幸田昌則の不動産耳より情報<2019年4月号>

最近の話題 3月19日、国交省が公示地価(1月1日時点)を発表した。全国的に地価の回復傾向が拡大し、下落が続いていた地方圏でも、住宅地が27年ぶりに上昇に転じた。 この要因として、日銀の異次元の金融緩和と超低金利政策、住宅ローン減税等による下支えがあったことと、交通や生活の利便性に優れた地域の地価上昇があった ことが挙げられている。これまでは大都市の地価上昇が全体を押し上げてきたが、その動き

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【上級者向き】逆風続く巨大IT企業

2019/03/27 | 有料記事

 米ナスダック総合指数が3月21日に2018年8月29日に記録した最高値8109まであと300ポイント弱に迫り、ハイテク株の復調が目立っているが、デジタル・プラットフォーマーと呼ばれる巨大IT(情報技術)企業は出遅れている。個人情報流出や独占禁止法違反で制裁金を科されたり、ビジネスモデルが批判を浴びたり、逆風が止まらないためだ。世界経済のけん引役に復帰する日は来るのだろうか。  米国の巨大I

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【上級者向き】米国の逆イールド、意味を取り違えるな!

過去の逆イールド発生は全部景気過熱時、今回は違う 先週のFOMCを受けて、米国市場は株も債券も買われるという「金融緩和祭り」状態となったが、22日はドイツの景況感が予想以上に悪化したことと、3か月物金利と10年国債利回りが逆転するという事態が重なり、改めて「逆イールド現象はその後の景気悪化の前兆である」という経験則が注目されることになり、債券は買われたがドルと株式は大きく売られるという、典型的な

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【上級者向き】市場のアンバランスが拡大中、警戒を要す

米長期金利低下は景気悪化を示唆、なのにVIXが低下、ドルが堅調 2月13日から3月13日までに、日経225は0.69%、TOPIXは0.17%、ドル円は0.3%上昇した。この間、米SP500は1.40%上昇している。米10年国債利回りは2.70%から2.61%に低下。原油価格は53.9ドルから57.1ドルに上昇している。この間に中国景気の急減速が明らかとなり、一時日本の景気敏感セクターが大きく売

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