「 マーケットEye 」 一覧

鉄鉱石の安値更新が暗示する中国の不況

日本個人投資家協会 理事 木村 喜由 Vol1352(2015年11月26日)   最近、テレビに登場する株式ストラテジストが毎日のように繰り返している言葉は、米国株式のジンクスでは感謝祭(11月第4木曜)前から翌年1月3日までの騰落がマイナスになることはほとんどなく、鉄板のように堅い強気のタイミングなのだということ。 事実としてそれは正しいが、その最大の理由は感謝祭まで

続きを見る

映画「ラスト・ナイツ」とパリのテロと株式市場

日本人監督がハリウッドに進出してつくった力作。紀里谷和明監督、モーガン・フリーマン、クライヴ・オーウェン。興業で当たってほしいが300ヵ国で公開が決まっているそうで、嬉しい。 内容は忠臣蔵。ワイロを悪徳大臣からせびられた貴族が、その大臣と論争。宮殿内で刀傷沙汰に及び、自分の部下の警備隊長に王の命令で斬首される。 1年後斬首した隊長は部下の騎士たちと、大臣を襲撃し復讐を遂げる。 フ

続きを見る

日経平均2万円目前も、買いの理由と中身がよくない

日本個人投資家協会 理事 木村 喜由 Vol1350(2015年11月19日) ファンダメンタルズに支援材料が出ない中で、フランスの同時多発テロがあったのに拘わらず世界の株式市場は驚くべき堅調さを維持している。11月19日午前4時には米FOMC議事録が公表されたが、多くの理事が12月利上げの方向性を示唆、これまでなら利上げ接近、ドルは一段高ということで、嫌気売りが出て当然のところ、今回は逆に1

続きを見る

映画「ブリッジ・オブ・スパイ」と長期化する米中対立と日本株

  今週は来春公開のアカデミー賞候補とやらの試写会を2本。リドリー・スコット監督、マット・ディモン主演の「オデッセイ」。火星に唯一取り残された宇宙飛行士のサバイバル。 もう一本はスティヴン・スピルバーグ監督トム・ハンクス主演の米ソ冷戦時代のスパイもの「ブリッジ・オブ・スパイ」。どっちも面白かったが何といっても監督がいい。公開前だがこれにした。 https://youtu

続きを見る

米国利上げ接近、資源国途上国のデフォルト警戒

ドルが有料化[/caption]   10月の米国雇用統計が非常に強い内容だった上に懸念された中国不安が後退したこと、さらに世界的に株価が堅調だったことから、米FRBは12月16日のFOMCでFFレート誘導水準を0.25%引き上げる公算が非常に強くなった。本来なら1年ほど前に利上げしてもおかしくない情勢だったが、議長交代やギリシャ、ウクライナ、中国と微妙な要因が相次いだため

続きを見る

投資の羅針盤
ボッタクリ投資信託に警鐘を

日本個人投資家協会副理事長 岡部陽二   投資信託の評価などを行う米モーニングスターは、本年6月に世界25カ国の投信市場を総合評価した“Global Fund Investor Experience (GFIE)を発表した。 その評価の根拠はネット上で詳細に公開されている。 わが国の投信の質は世界最低ランク 日本のGFIE評価は以前から低かったが、今回は前回よりもさらに

続きを見る

映画「マイ・インターン」と郵政公開と市場の今後

心温まるお勧め作品。ナンシー・マイヤーズ監督は古いハリウッド・コメディの雰囲気を復活させた。 主人公ジュールス(アン・ハサウェイ)はNY拠点のファッション通販サイトの運営で大成功。仕事と家庭を両立させ、人もうらやむ30歳。 この会社が福祉貢献のため老年の見習社員を募集したら70歳のベン(ロバート・デ・ニーロ)が応募。自己紹介はYou Tubeとか社員への指示は原則メールとか。戸惑いなが

続きを見る

PAGE TOP ↑