「 マーケットEye 」 一覧

不透明感強く波乱は続く、米利上げもしばらく延期
木村喜由のマーケットインサイト

  中国不況は長期化の様相 先月、中国経済の先行き懸念から世界市場大荒れの前兆と書いたが、その後の市場は大波乱の展開となった。日経225は8月11日高値から9月8日17415円まで16.85%、TOPIXは8月25日安値まで17.14%下落した。ドル円相場も8月24日の夜一時116.25円まで下落する場面があった。 中国経済の悪化は信頼性が乏しいGDP統計以外のあらゆるデータか

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映画「クーデター」と急落を演出したヘッジファンドの「次」

  幼い娘二人と妻を連れて東南アジアのX国に赴任してきたジャック(オーウェン・ウィルソン)は、翌朝勃発したクーデターに巻き込まれる。白人が次から次に殺害される中で、どう一家は逃げたらいいか。言葉は通じず、右も左もわからない。リアリティのある逃亡サスペンス・ドラマだ。監督・脚本J・E・ドゥドル。 https://youtu.be/nEOLn0byoLM ヘッジファンド売り仕

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「株式上場詐欺」には重罪を

日本個人投資家協会副理事長 岡部陽二 新規株式上場(IPO)が復調し、1~6月で43社が新規に上場した。年間で73社が上場した2007年来の高水準で推移している。年内には日本郵政3社の大型上場も控えている。 ところが、2012年以降のIPO236銘柄の中で今年8月末株価が公募価格の2分の1以下に下落しているケースを拾ってみると、16銘柄に上る(表1)。 また、IPO企業の3分の2(本

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映画「しあわせのまわり道」と急落の今後

小品だが大人の鑑賞に耐える、いい映画だ。原題は「ラーニング・トゥ・ドライブ」。人生の絶頂にいた女性が自信喪失を経て、再び生きる意義を再発見する物語。 https://youtu.be/TcoTCvtGLRA 主人公の中年女性ウエンディはNYで文芸評論家として大成功、ウエストのアップタウンに豪邸を持つ。ところが扶養していた夫が浮気相手の下に走り、高額の離婚手当と財産分与を要求、何もかも充

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これからの株式運用のスタイルは?

日本個人投資家協会 理事 木村 喜由 日本人の保有額が急増していることが確実なものがある。日経225連動の各種のETFである。 連動型が野村3兆円、大和が1.4兆円、2倍型が7000億円(先物で1.4兆円)、インバース(マイナス2倍型)が400億円ある。この他も含め225連動型のポジションは投信関係で10兆円、ヘッジファンドなど投機筋が差引で7兆円ほど買い越しのポジションを持っていると推定

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映画「ナイトクローラー」と中国発世界同時株安の今後

  映画の題の意味は「夜の街を這いまわる者」。事件や事故現場の刺激的な映像を撮影して、TV局に高値で売り付ける報道パパラッチのことだ。 アカデミー賞脚本にノミネートされ、公開直後の週で全米興行収入第一位の快作。主演のジェイク・ギレンホールがあのギョロ眼で、失業している若者に。良心やモラルなんかクソくらえで、のし上がってゆく。ブラック時代の成功ストーリーだ。高いテンションとある

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世界的暴落、まずは第一ラウンドの下値の見当は付いた

不透明感強まり、米国利上げは先送り濃厚 物凄い下げである。225は11日高値20947円から25日安値17747円まで15.3%の下落だが、先物は20,960円から昨晩25日未明に17,155円まであった。実に3,800円幅の下落で、値幅的にはブラックマンデー並みの下げということができる。衆目の一致するところ、下落の震源地が中国であることは明らか。 マクロ統計で景気失速が明らかだったのに、

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