「長篠の戦い」と陰謀にひっかかったトランプ。NY新高値のワケと落とし穴 (第1046回)

 私は民主党が中国共産党と通じて、トランプ打倒を目論んでいることを、何遍もこのブログで述べてきた。  ドミニオン社の集票ソフトが、持ち株会社を通じて間接的に中国の支配下にあることを例とした。 ところが今回は「間接的」ではなく、まさに直接にトランプ大統領その人の政治生命を断とうとしている。  例の共和党ファンの議事堂乱入事件も、極左的団体でトランプ大統領がテロ組織に認定したアンテ

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ジョージア州上院選、民主党が1議席でも取ると波乱相場に

米国の新型コロナ感染者は約1億人に。だが真の死亡率は0.4%以下 日経にも報じられていたが、米国の予想物価上昇率(期待インフレ率)は2年2か月ぶりに2%台を回復した。期待インフレ率が上がってきたのはワクチンが出来、先行きの経済正常化にめどが立ったのと、民主党政権の景気対策の影響を見込んだからだ。市場は選挙直後は議会と大統領のねじれ現象を好感して急騰したが、今晩のジョージア州の

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今年はマイルド・クラウディングアウトが起きる

米国民主党がジョージア州で勝利、大きな政府路線が鮮明に 注目のジョージア州上院の決選投票は、大激戦の末民主党が2議席を獲得、この結果同党が事実上上院での過半数を確保し、大統領・上院・下院とも民主党が実権を握るトリプルブルーと呼ばれる状態が確定した。上院での60%以上の賛成が必要な特別な案件を除き、米国憲法に反しない限り民主党が提出した法案は全部可決できることになった。

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売買手数料ゼロ。チャールズ・シュワブに学ぶ顧客目線の 投資サービス戦略

米国サンフランシスコに本社を置く資産運用会社、チャールズ・シュワブが2019年10月1日、株式やオプション取引に係る売買手数料(コミッション)を撤廃すると発表して業界に衝撃を走らせた。同社にとっては年来の念願であった「ゼロ・コミッション革命」の成就である。 さらに翌月11月25日には、競合するネット証券のTDアメリトレードを260億ドルで買収して、100%子会社とした。これによってチャールズ

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東証上場基準改正でユニクロが日経 225 から除外の公算

225 指数の管理者として見識が問われる日本経済新聞社 東証は 25 日、上場区分を抜本改定し 15 か月後の 22 年 4 月から実施すると発表し た。主眼は新規上場企業勧誘のため非常に緩くしていた一部上場基準を改め、世界に通用 する基準に基づくプライム市場を規定、これに外れる企業は原則としてスタンダード市場 となり、そのうち規模や利益水準は見劣りするが高い成長

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プロも迷ったコロナの1年

2020/12/30 | 上級, 有料記事

株式の投資家は過ぎ去ったことを悔やんでも始まらないので、2020年相場はもう関心の外だろうが、あまりに特徴的だったので、振り返ってみたい。日経平均株価の年間高値と安値の差は1万円を上回り、1990年以来の振れ幅となった。運用のプロも迷いに迷った1年となり、同種の投資信託の運用成績に大きな落差ができた。 経済も相場も新型コロナウイルスの広がりにあまりに左右されたため、もう忘れているだろうが、2

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映画「裏切りのサーカス」と、1月6日に米国で発生するバイデン無力化と、菅首相へのマスコミ叩きの背景。それにNYと日経の予測 (第1045回)

 最近亡くなったジョン・ル・カレの全盛期の傑作の映画化で、2011年の作品。私は小説も映画も傑作と思うが、村上春樹さんは「スクールボーイ閣下」を最高傑作と断じている。まあお好みだが。冷戦時代の英国情報部がソ連からの二重スパイが首脳部にいるのを摘発する話。  主役のゲイリー・オールドマンが演じたスマイリーは、アカデミー賞男性主演賞候補になった。ベニス国際映画祭で、大好評だった。

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