業績発表シーズン到来、今年は重要な意味を持つ

コロナ禍の継続をテーマにしたNASDAQの行動変容銘柄バブル 前回号は6月10日に発行、日米主要株価指数はその前日が3月来の戻り高値で軒並み15日まで6.3%から10%の急落となった。だがその安値以降1か月間の動きには大きな差がある。NASDAQは新型コロナによる行動様式変容の恩恵を受けるとしてGAFAやテスラなどが人気化し15%上昇まであったが、その他はNYダウ7.4%、225が6.6%、

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いい形の上げ方だが、中期サイクル反転と見るのは尚早

米株の悪材料が一巡するまで結論は出すな、今年の大幅減額修正は必至 本日の大幅高には驚かされた。中国株式がここ連日大きく上げており、本日は5.7%も急騰したことが直接の原因と考えられる。これで先物にショートを振っていた連中は否応なしに買戻しを迫られ、今の水準で積極的に売りを出す投資家も少ないので、薄商いの中をするすると株価が上がって行った。 ソブリンファンドの換金売りも少なかったので、銀

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米株、コロナクライマックスは大詰めに

引きこもり需要と感染者数がリンク、大統領選の行方も絡んで人気が一極化 9日の米国市場は非常に特徴的な動きを見せた。寄り前の失業保険申請は予想以上の減少。これは景気にポジティブなデータなのに米国10年債は寄付きから急騰し現地午後2時頃利回りは一瞬6%を割り込んだ。株の方はNASDAQ100(主力銘柄で構成) でみると、史上最高値を更新して寄ってから大きく反落後、朝方の高値を上回って引けた。だが

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香港国家安全法成立、米中新冷戦の火ぶたが切って落とされた

米国は早晩香港銀行の国際金融ネットから排除に動く 中国全人代常務委員会は今朝「香港国家安全維持法」を可決した。同法はよりによって返還記念日である7月1日に施行され、中国政府に対する反逆と見做された活動はテロ行為として厳しい取り締まりを受ける。これを受けて若き民主派のリーダー黄史峰氏は自身が創設メンバーである政治団体「香港衆志(デモシスト)」から離脱、続いて日本語が得意で知名度の高いメンバーの

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新型コロナウイルス、感染力高まったが弱毒化した模様

感染者は急増しているのに死者数は横ばい、回復者は順調に増加 世界のマーケット、特に株式市場は極度の金融緩和の中、確たる判断材料が乏しい中で投機的な買い物と換金売りが交錯する地合いが継続している。売買の中心はウィズコロナ銘柄、つまり対人接触機会を削減する行動様式によってメリットを受けるIT・ネット関連と、新型コロナの検査・薬剤・ワクチンに関連するものに集中している。 日本ではソフトバンク

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シェイクスピア「リチャード三世」とバイデン大統領を織り込み始めたNY、そして日本株長期上昇のサイン(第1020回)

 15世紀後期のイングランド。ランカスター家とヨーク家の王位をめぐる戦い「ばら戦争」の末、ヨーク家のエドワード四世が王位に返り咲く。この作品はエリザベス女王の時代に起きた史劇ブームに乗ったもの。ヘンリー四世、五世、六世、リチャード二世、そしてこのリチャード三世。  ローレンス・オリヴィエの主演、監督した映画を私は高校三年の時に観た。後年仲代達矢さんが富山で上演したときも。英国でオリヴィエの

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開いた口が塞がらないマイナンバー迷走を正すには

 新型コロナ感染症特別定額給付金10万円について「マイナンバー・カード」を使ってのオンライン交付申請が5月1日に始まった。これは手元のパソコンやスマホから申請すれば直ちに支払われ、「不要不急」の外出を避けることもできる簡単で便利なデジタル化方式として、総務相からもその利用が喧伝された。 ところが、蓋を開けてみると、①そもそもマイナンバー・カード普及率が16%と低く、カードの交付申請に大勢が殺

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