「在宅時代」は本当に来るか

2020/04/25 | 上級, 有料記事

新型コロナウイルスの感染拡大に伴う政府の非常事態宣言が、GW(がまんウイーク)の大型連休明けにも部分解除される可能性が出てきた。株式市場でも気の早い投資家は「2番底はない」とみて動き出している。ただ、日本経済の姿がコロナ禍前と同じ状態に戻るかどうかはわからない。在宅勤務を含むテレワークが定着するとの見方もある。本当ならば、都心と郊外の不動産価格などに大きな影響があるかもしれない。 足元の在宅勤務

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幸田昌則からCDのご案内

ジャイコミをご利用の皆様、いつもありがとうございます。今回はJAII(NPO日本個人投資家協会)副理事長も務める不動産市況アナリスト 幸田昌則氏より皆様にお知らせがございます。 本来であれば、春は華やぐ季節なのですが緊急事態宣言が全国に出され、誰もが不安を感じる一方実体経済面でも世界経済の大減速が確実視されるなど、日本中が緊迫した雰囲気に包まれています。 とは

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新型コロナ、米国から大きな朗報2連発

正常化の時期が早まる、特効薬と大量の健康感染者の確認 新型コロナのリスク(我々が見込んでおくべき危険性)は、先週末大きく低下した。第一が、重症患者を中心とする125人に対するレムデシビル(米ギリアドサイエンシズが製造)の治験で、重症の2人が死んだ以外はほぼ全員が1週間以内に回復したというのだ。17日昼前に記事が流れたが、その後大量の先物買いが入って225は600円高となった。メー

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「方丈記」と安倍政権の方針転換と外国人投資家の変貌、さらにトランプ政権への不安材料(第1008回)

 「行く川の流れは絶えずして、しかも、元の水にあらず。」有名な書き出しで、高校生だった私には、この無常観には反発したものだが、もうすぐ85歳の私には十分理解できる。  この随筆の中の前半のパートは12世紀の天変地異と人間の無力さについて書かれている。いわく大火、竜巻、飢饉、地震―。今回のコロナと読み合わせると、実感できる。  鴨長明は高位な神官の家に生まれたが、地位にはつけず、草庵で

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日本市場で勝手に暴れているヘッジファンド

41万人死亡説を鵜呑みにしてはいけない 北大・西浦教授の無対策ならコロナ死者41万人という予測結果が注目されている。本人がそれを狙って動いているフシもある。だがこの計算にはいくつも現実離れした前提条件が盛り込まれており、非常に誇張されたものとなっている。 氏は基本再生産数(感染期間中に感染者が何人に伝染させるかという数値で、本来なら感染者増加係数と名付けられるべきもの)をドイツなどを参

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今のコロナ対策では東京五輪開催は不可能

感染抑止策を続けると免疫獲得者が増えず、社会的距離維持が避けられない 何事でも、人々が組織を組んで事に当たる場合は、目的やゴールを明確化し、それに適合した戦略を立てて、それに見合った組織建てや人員配置を行う必要がある。これは鉄則であり「戦略が組織を規定する」。その逆では成功しない。これは経営学の祖と言われるアルフレッド・デュポン・チャンドラーの言葉で、企業、軍隊、学校、行政機関、病院、教会な

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コロナ禍、第一波終了後の戻り局面

欧米の患者急増場面は峠を越す、アビガン投入期待で不安心理は沈静へ 前回執筆は3月11日。イタリアの感染者数は2千程度で米国では新型コロナの死者が出始めたばかり。しかし4月13日現在累計感染者数185万人、死者11.4万人となり、筆者の想定(特に死者数)を大きく上回って事態は推移している。 各国のPCR検査体制には大きな差があるうえ無症状感染者等の検査漏れが大量にある。筆者は真の感染者数

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