「 今井澂のシネマノミクス 」 一覧

モーツアルト「レクイエム」と安倍晋三元首相の功績と日経平均4万円の証拠 (第1125回)

36歳で亡くなったモーツアルトの遺作。 作曲の依頼人が見知らぬ男からの依頼だったことが「これは私の葬式の歌です。」とまでモーツアルトの心境を乱した。 このため、中途から弟子のジュースマイヤーが完成させた。 私は安倍晋三元首相の死が悔やまれてならない。モーツアルトと同じく、現役でしかも国にとって役立つことが明白な人物だからである。 第2次安倍内閣をつくった日は、20

続きを見る

映画「エルヴィス」と日経平均4万円を支える2本柱。そして私の強気。 (第1124回)

エルヴィス・プレスリーは私と同じ1935年生まれ。 「ハートブレイク・ホテル」を初めてラジオで聞いたときの鳥肌立つほどの感動を私は忘れることが出来ない。 1956年のヒットだから、プレスリーも私も21歳。 この年の米国の国民的バラエティ「エド・サリヴァン・ショー」に出演して(計3回)人気はさらに拡大した。 今回の「エルヴィス」で、私はマネジャーのパーカー大佐が、な

続きを見る

映画「ローマの休日」と中国が受ける出過ぎの罪。同盟国へのプレゼントとしての円安。そして私の強気。(第1123回)

王女様がローマの街に脱出し、様々な体験をする。新聞記者と恋するが「国民のために」再び王女の地位に戻る。 オードリー・ヘップバーンはこの一作で大スター、グレゴリー・ペックもファンの数を増やした。 ウィリアム・ワイラー監督の映画づくりの巧みさが、最も輝いた作品だ。 もし、王女様が新聞記者と結婚していたら___。 恐らく世界中からバッシングを受けていただろう。 こ

続きを見る

映画「ベイビー・ブローカー」と中国経済の変調と、トランプ再選の可能性。新段階に入った円安と私の強気。(第1122回)

是枝裕和監督の最新作。カンヌ映画祭で、主演のソン・ガンホが韓国人初めての主演男優賞、作品は審査員賞を獲得した佳作である。 韓国で撮った韓国映画だが、是枝監督としては「家族とは何か」というテーマを追求した点で、「そして父になる」と「万引き家族」と3部作を構成する。 子供を育てられない母親が赤ん坊を預ける「赤ちゃんポスト」。 預けた赤ん坊を、違法な養子縁組を斡旋して、仲介料をせしめ

続きを見る

映画「シェーン」と参院選の争点になっている「円安が物価高を招いた」の野党の主張のイカサマ。私の強気。(第1121回)

「シェーン、カムバック!」という少年の叫びと、ビクター・ヤングの音楽が忘れられない。ご存知の西部劇の名作中の名作。 主演のアラン・ラッドのカッコ良さ、殺し屋の凄さ。 この映画のテーマは「対立」である。 農地を耕作している開拓民に対し、牧場を拡大したい荒くれ者、子供対大人、人妻とシェーン、そして善と悪__。 参院選では、野党とくに立憲民主と共産党の原発と防衛費問題に

続きを見る

映画「シン・ウルトラマン」とロシア戦費の枯渇。したたかな日本経済。日本株の6月末の買い場を狙う作戦。(第1120回)

興行収入が素晴らしいと聞いた。かつて、私の息子たちに「ウルトラマン」の主題歌を歌ってやった記憶から、観る気になった。 「シン」がつくシリーズがあると初めて聞いた。 確かに「シン・ゴジラ」「シン・仮面ライダー」とか。ご存じのとうり、ストーリーは単純である。 ある日から日本に巨大な生物が次々と出現し「禍威獣」と命名され、対策チームの「禍特対」が発足する。そのメンバーの一人に

続きを見る

映画「かくも長き不在」と本格的な「良い円安時代」の始まり。そして私の強気。(第1119回)

カンヌ映画祭でグランプリを取った秀作。1961年の作品で、キネマ旬報の外国映画部門の第1位。黒澤明監督のベスト100本にも入っている。 「第三の男」のあの若く美しかったアリダ・ヴァリが中年女となって、戦争中にナチスに逮捕された夫を待っている。 パリの下町、セーヌの近くが舞台。 そこに年寄りの浮浪者がパリにやって来る。一目で夫と見た主人公は、声をかける。 しかし夫と見られる

続きを見る

PAGE TOP ↑