「 今井澂のシネマノミクス 」 一覧
【初・中級者向き】映画「クワイエット・プレイス」と私のストラテジスト評価
2018/10/01 | マーケットEye 今井澂, 今井澂のシネマノミクス
2018・9・30 すごいホラー映画を観た。題名の「静かな場所」は、人類の大半が死滅した近未来の世界。盲目で音に敏感に反応して生き物を襲う未知の宇宙からの怪物が、アッという間に文明社会を崩壊させた。遠くの音でも聞きつけ速くて抵抗不能。銃も使えず(撃鉄を起こす音で襲われる)ひたすら音を出さない工夫をしなければならない。 主人公夫婦は聴覚障害の10代の長女、10歳の長男、5歳の次男の5人暮
【初・中級者向き】「マイ・フェア・レディ」とトランプとキッシンジャーと米中戦争(第926回)
2018/09/25 | マーケットEye 今井澂, 今井澂のシネマノミクス
2018.9.24 いまシアター・オーブで上演されている「マイ・フェア・レディを観た。私は1963年の江利チエミのイライザ、高島忠夫のヒギンズ教授。1981年NYブロードウエイのナンシー・リンガムと何とレックス・ハリスン。そして今回の神田沙也加、別所哲也で三回。今回のが一番素晴らしく、台本、演出、舞台装置そして群舞、皆よかった。凄いのはイライザのコックニー(ロンドンの方言)を江戸弁それも下町
【初・中級者向き】野球もの映画と2万3000円の大台突破
2018/09/17 | マーケットEye 今井澂, 今井澂のシネマノミクス
2018・9・17 久しく見ていない私の好きなジャンルは、潜水艦物と野球もの映画だ。最近の大谷の二刀流ですぐ思い出すのがベーブ・ルースで「ベーブ・ルース物語(1948年)」と「夢を生きた男 ザ ベーブ(1992年)」の2本。ルウ・ゲーリッグの伝記映画「打撃王(1942年)」には自分の役で出演していた。入院中の少年にホームランを打つ約束して果たすなど、エピソードが多いスター・プレイヤーだったの
【初・中級者向き】映画「ジョーズ」と天災と国土強靭化関連銘柄
2018/09/08 | マーケットEye 今井澂, 今井澂のシネマノミクス
2018.9.8 夏になるといつでも思い出すのがこの「ジョーズ」だ。1975年の作品だが、いまでもBSで繰り返して上映されると、私はDVDは持っているのに必ず観る。 ストーリーはご存知の通り。怪物サメと人間との死闘だが、スティーブン・スピルバーグ監督がわずか28歳でこんなすごい傑作を作ったことに、私は凡人の一人として、本当に啞然としてとしてしまう。 米国の友人にこの映画の話をした
【初・中級者向き】映画「タリーと私の秘密の時間」と三選後の安倍さんの政策
2018/09/05 | マーケットEye 今井澂, 今井澂のシネマノミクス
2018・9・2 私の好きな美人女優シャーリーズ・セロンの主演ものなので観たが、何と18キロも太ったアラフォーのバツイチで少々ガッカリ。役のため体重を増やしたとか。ま、仕方ないか。 三人目の子供を産み、産後鬱になっていた主婦マーロが夜間専門の若いベビーシッターのタリーの奔放な行動から次第に活力を取り戻してゆく。監督兼製作のライトマンは「大人用メリー・ポピンズ」とこの作品のテーマを説明し
【初・中級者向き】映画「検察側の罪人」と魅力的なマザーズ市場の注目銘柄
2018/08/26 | マーケットEye 今井澂, 今井澂のシネマノミクス
2018・8・26 原作はかなり前に読んだが、映画はずいぶん内容が書き加えられて、原田真監督のいう「硬質な犯罪映画、つまりフィルム・ノワール」となっている。主役のキムタクとニノが話題の作品だが、悪役の三人が非常な芸達者でこれが軸になっていて、そこらに見応えがある。 検事の最上(木村拓哉)は後輩検事の沖野(二宮和也)に対し、ある殺人事件の容疑者松倉(酒向芳、これが巧い
【初・中級者向き】映画「ミッション・インポッシブル フォールアウト」と迫ってきた中国貿易敗戦
2018/08/19 | マーケットEye 今井澂, 今井澂のシネマノミクス
2018・8・19 トム・クルーズのM・Iシリーズ第6作で私は一番よくできていると思う。おすすめだ。世界中でこのシリーズは28億ドルの興行収入を上げたというが、さもありなん。副題の「フォールアウト」は「副次的な予期しない影響」という意味と「放射性降下物」とあるそうだが、これも巧い。 56歳のトム・クルーズの全力疾走は第1作(1996年)以来ずっとで、見せ場になっている。カーチェイス(バ