「 今井澂のシネマノミクス 」 一覧
映画「あん」と日本人と外国人の株への見方の差
今井澂・国際エコノミスト
2015/06/08 | マーケットEye 今井澂, 今井澂のシネマノミクス
今週はいい映画を3本。 150万部売った「イニシェーション・ラブ」。ミステリの映画としてはムリと思っていたトリックを画にして見せた。 元刑事マット・スカダー・シリーズでリーアム・リーソンの「誘惑の掟」。「96時間」ほどではなかったが、アクションミステリーとして上の部。 しかし、樹木希林主演の「あん」にしたのは、河瀬直美監督に惹かれたのと、ハンセン氏病への偏見へ
映画「フォーカス」と中国経済の破綻と上海株
今井澂・国際エコノミスト
2015/06/01 | マーケットEye 今井澂, 今井澂のシネマノミクス
かつての名作「スティング」とか小説「百万ドルを取り返せ!」とかー。詐欺を扱うコン・ゲームは私の大好きな分野だ。あんまり興業的には当たらなかったが、ウィル・スミス主演の「フォーカス」は十分に面白かった。 https://youtu.be/Nq55gxcZ7JU 「盗む相手の視線(フォーカス)を操ることが出来れば、なんだって盗むことが出来る」とウィル・スミスが女弟子のジェスに教える。この女
映画「黄金」と金相場の今後
今井澂・国際エコノミスト
2015/05/25 | マーケットEye 今井澂, 今井澂のシネマノミクス
今週は「駆け込み女と駆け出し男」を観た。井上ひさし原作の「東慶寺花だより」の映画化だがよくまあ脚本としてまとめたものだ。話が込み入っているので映画としてはわかりにくかった。あんまり面白くなかったし。 今回の「黄金」は1948年の白黒スタンダードのクラシック。監督ジョン・ヒューストン。アカデミー監督賞を獲得した。主演ハンフリー・ボガード。 メキシコで食い詰めた二人のアメリカ人が金探し
映画「ロッキー」と官製相場とヘッジファンド激闘
今井澂・国際エコノミスト
2015/05/18 | マーケットEye 今井澂, 今井澂のシネマノミクス
今週は「ビリギャル」を取り上げるつもりだった。口コミで只今大ヒット中。副題が「学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて慶応大学に現役合格した話」。たしかに聖徳太子をセイトクフトコと高2で読む出来の悪い女子高生のサクセスストーリーだから後味がいい。私が観たのは平日の午後イチだったが、若い女性で満員だった。おすすめできる。 にもかかわらず、わざわざ2006年の「ロッキー」を取り上げたのは、連日
映画「龍三と七人の子分たち」とセル・イン・メイ
今井澂・国際エコノミスト
2015/05/11 | マーケットEye 今井澂, 今井澂のシネマノミクス
映画「龍三と七人の子分たち」はご存じ北野武監督の最新作で、ヤクザのコメディという新(珍?)分野に挑戦した快作。元ヤクザの組長「鬼の龍三」がオレオレ詐欺に引っかかりそうになり、詐欺の黒幕の暴力組織との闘いを決意、昔のヤクザ仲間を結集させる。 https://youtu.be/qOU_VPmxie0 80歳をもうじき迎える私としては、平均70歳の元ヤクザというだけでもう楽しい。肉体も頭脳も
映画「ソロモンの偽証」前後編と「植木屋の地震」のその後
今井澂・国際エコノミスト
2015/05/04 | マーケットEye 今井澂, 今井澂のシネマノミクス
今週は北野武監督の「龍三と七人の子分たち」を楽しみながら観た。8月で80歳になる私としては、ジイさんたちの大活躍(ただしかなり間の抜けた)は楽しく、私は笑いっぱなしだったが、これは来週に。 今回はただ今ヒット中の「ソロモンの偽証」。前後編合わせて4時間半を超える力作で見ごたえがあった。宮部みゆきの原作は文庫版で6冊にもなるんだから長い。しかしスペクタクルシーンがあるわけでもないのに目が離せな
映画「セッション」と来週の「植木屋の地震」
今井澂・国際エコノミスト
2015/04/27 | マーケットEye 今井澂, 今井澂のシネマノミクス
映画「セッション」は、若冠28歳の監督の傑作と呼び声が高いので観に行ったが、評判通りの傑作だった。偉大なドラマーになる野心を抱いた気弱な青年が、全米第一の名門校で伝説の教師の猛烈なシゴキに会う。狂気のような練習また練習に青年は追い詰められてゆく。 教師役のL・K・シモンズがアカデミー助演男優賞を獲得。これが物凄い見物。主人公のドラマーぶりも。 https://you