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結局債券よりも株の方がリターンが高そう
木村 喜由の『マーケット通信』 Vol1377(2016年2月25日) 国内年金も株式組み入れを高めざるを得ない 先週、日経でGPIF以外の年金基金の運用状況が報道された。GDIFは一昨年以来日本株、外国株をそれぞれ総資産の25%を目途に引き上げるべく行動していたのに対し、その他の年金基金ははるかに慎重な運用姿勢で、9月末時点で日本株の組み入れはまだ20%にも届いていない。結果的に国内債
黒田総裁自身が語ったマイナス金利政策
木村 喜由の『マーケット通信』 Vol1376(2016年2月22日) 期待インフレ率の急低下に歯止めを掛けたかった 19日に日本女性エグゼクティブ協会で日銀黒田総裁の講演会があり、聴講してきた。演題は「女性の活躍と日本経済の将来」というものだったが、当然のように妙齢?のオバサン中心で遠慮のない質問はマイナス金利を含め金融政策に集中、これに総裁も懇切丁寧に回答に解説を加えたため、講演40
2015年の包括利益ベースROEは約7%
木村 喜由の『マーケット通信』 Vol1375(2016年2月18日) 5月末時点の16.5%から大幅な失速 日経225採用銘柄の決算が本日出揃った。原油をはじめとする資源関連の大幅な価格下落により、総合商社、石油、非鉄などに巨額の評価損、減損処理が発生したため、3か月前における直近期予想純利益は22兆2920億円から21兆2229億円に減少した。 3月期決算195社を対象とした四
ゆっくりと株式への資金シフトが起きる
木村 喜由の『マーケット通信』 Vol1374(2016年2月15日) 債券のリターンがなくなり、渋々株を買う人々がいる 前回書いた通り、売られ過ぎの度合いもひどかったし各種の条件も整っていたため、よほど悪い突発事件が起きない限り、大幅に上がると思っていた。株をよく知っている人ならこれは間違いなくバーゲンセールと思ったはずで、金額は大きくなくても買い出動するだろうし、機関投資家も株の比率
極端な売られ過ぎ状態、勇気を出して買おう
木村 喜由の『マーケット通信』 Vol1373(2016年2月12日) リスクオフの流れに乗じた投機筋の売り仕掛けの公算 今日の下げは後から見ればセリングクライマックスであったと見られる公算が強いと感じている。売買代金が4兆円を上回り、株式先物の売買量も非常に大きかった。昨日も3兆5千億円以上出来ている。国内勢は個人から年金、投信まで広範囲かつ大幅に買い出動したのだが、売り方である外国人
バリュー系の投資家が買い始めた
木村 喜由の『マーケット通信』 Vol1372(2016年2月8日) 減損特損を除外すれば増益、来期予想PERは12.5倍に低下 最初に下らない謎かけを。北朝鮮と掛けまして日銀の黒田さんと解く。その心は?その心は、どちらも経済が悪くなると人騒がせなことをやりたがる。お粗末様でした。 先週末の米国雇用統計は、非農業雇用者数が15.1万人の増加と、市場予想を下回ったことから、悪かったと