「 マーケット通信 」 一覧

暗号資産の急反発はレイ・ダリオ発言が原因

暗号資産の急反発はレイ・ダリオ発言が原因

2021/05/31 | マーケットEye, 上級, 有料記事 ,

最近おかしな発言が増えている最大手ヘッジファンド総帥 昨日の米国は「しっぽが犬を振る」典型的な変な動きで、暗号通貨が急騰、テスラも米10年債も上昇していた。はっきりした材料が見つからなかったのだが、これは、というものを発見した。暗号資産投資家向け情報メディアのコインデスクで、世界最大のヘッジファンド、ブリッジウォーター・アソシエイツ創業者であるレイ・ダリオ氏の収録ビデオを放映したからである。

続きを見る

しっぽが犬を振っている米国市場

しっぽが犬を振っている米国市場

2021/05/24 | マーケットEye, 上級, 有料記事 ,

実体を持たないビットコイン価格に全ての市場が振り回される 米国時間19日夜、ビットコインをはじめとして暗号資産全般が暴落した。バイデン政権が1万ドルを超える暗号資産の取引及び送金に対し、IRS(内国歳入庁、日本でいう税務署)への報告義務を課すと発表したからだ。 銀行預金や証券取引は政府の監督下にある業者が全取引データを把握しているのに対し、暗号資産はそうでないため、よく言えば自由、悪く

続きを見る

暑い夏になる。8月のジャクソンホール会合とFRB議長人事

暑い夏になる。8月のジャクソンホール会合とFRB議長人事

2021/05/24 | マーケットEye, 上級, 有料記事 ,

民主党がブレイナード理事を指名の公算 毎年8月後半には米カンザスシチー連銀主催のジャクソンホール会合がある。ここには世界から中央銀行総裁や蔵相が集まり、国際金融の現状や展望について自由な意見交換がなされる。景勝地でもあり、参加者は半分休暇がてらだが、この会合ではFRB議長が講演し、その後の金融政策の転換を予告したことが何度もあり、特に今年はインフレの恐れはほとんどないという立場に立つパウエル

続きを見る

潮が引けば、誰が裸で泳いでいたか分かるよ

潮が引けば、誰が裸で泳いでいたか分かるよ

2021/05/17 | マーケットEye, 上級, 有料記事 ,

21世紀3回目の調整局面の、始まり、始まり― タイトルの言葉は、猫も杓子もインターネット株のバブルに狂奔していた2000年にウォーレン・バフェット氏がつぶやいた言葉だ。やがてそれは現実のものとなり、ネット関連ビジネスに近いと連想させる名称を名乗るだけで内実の乏しい有象無象の新興銘柄が軒並み暴落あるいは破綻していった。それらの急騰により成金となった投資家も同様の道を辿った。 相場には、冷

続きを見る

今起こっているのは現金からの逃避、やがてインフレが加速する

今起こっているのは現金からの逃避、やがてインフレが加速する

2021/05/17 | マーケットEye, 上級, 有料記事 ,

コロナ禍で世界的なバラマキ財政に、余分な現金がリスク資産になだれ込む 現在、世界の国々ほぼ全部が世界大戦並みの勢いで財政支出を拡大させている。戦争ならば通常はなにがしかの増税策がパッケージされるが、今回はコロナ対策の緊急措置だから、今のところコロナを理由とした増税案は出されていない。先日米国が発表した経済プランは、あくまで成長戦略と格差是正を目的とした、構造改善のための支援策と増税のセットで

続きを見る

あまりに強い米国経済指標、債券と投機株の連動性に変化

あまりに強い米国経済指標、債券と投機株の連動性に変化

2021/05/10 | マーケットEye, 上級, 有料記事 ,

7－9月まで二桁のGDP成長が続きそうな米国経済 今週になって発表された米国経済指標は驚くほど強い。ISM製造業指数は下がったが、自動車向け半導体の一時的な供給不足が原因で、需要はむしろ強く、コロナ禍が沈静化するとともに今後も一段の活動再開と雇用増が見込まれているため、悲観的な見方は全く出ていない。短期のGDP予測では、アトランタ連銀が指標発表の数時間後に更新している「GDPnow」が一番信

続きを見る

あまりにも対照的な日米のニュースフロー

あまりにも対照的な日米のニュースフロー

2021/05/09 | マーケットEye, 上級, 有料記事 ,

コロナからの脱出カウントダウンの米国、五輪前に危機感を煽る日本 黄金週間中の株価は高いというのが相場の常識だったが、最近はこれに背を向けた動きとなっている。始まった決算発表は事前予想を大きく上回っているが、それもほとんど効果がないどころか、今後の改善が小幅なので長く持つのは非効率ということか、急落するものが続出である。決算の好調ぶりは米国も同じだが、あちらでは日本のような、知ったら終いの叩き

続きを見る

PAGE TOP ↑