映画「52ヘルツのクジラたち」と過小評価されている日本経済。2025年以降、さらに力強く上昇する

映画「52ヘルツのクジラたち」と過小評価されている日本経済。2025年以降、さらに力強く上昇する

2024・3・17(第1217回)

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公式HPより>

本屋大賞を受けた力作で、興行収入も第2位。さぞ面白かろうと観たが、正直言ってガッカリ。母にいじめられて全身アザだらけの幼児、トランスジェンダー、腹にキズのある女主人公。余りにも現実ばなれのしているシチュエーションに空虚感を覚えた。

現実ばなれをしているといえば、各シンクタンクの経済予測が、あまりにも現実の数字の後追いなのが、私には気に食わない。

ごく一例。2023年10~12月のプラス成長は、ちょっと考えればもっと早く上方修正されてしかるべきだった。

テーブル

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伊藤忠総研3月4日付レポートより>

別表に示した通り、1次QEの1.0%はどう考えても低すぎる。この分では、2024年全体の予想が各シンクタンクは0.9%ないし1.0%だが、早速2%(最低)に修正すべきだ。

グラフ, 折れ線グラフ, ヒストグラム

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伊藤忠総研3月11日付レポートより>

景気ウォッチャー調査でみられるように、景気全体の上昇基調は、ゆるぎないように見える(恐らく、周囲に聞くと6割がた「景気が悪い」と言うだろうから、それに影響されているのだろう)。

さて、何で2025年から「力強く成長する」と私が主張するのか。物価上昇よりも賃上げが高い「好循環」を見込んでいるからである。

現在の企業収益の伸び、ウクライナ戦の終了にともなう特需が発生する。

グラフ, 折れ線グラフ

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第一経済研究所2023年9月5日付レポートより>

すでに売上高経常利益率は史上最高。人手不足もあり、企業は賃上げ幅を大きくするに違いない。物価2%の上昇より大きいことは、断言できる。好循環も起きるに決まってるじゃないですか。

さて、最後に今回の株安。日本の株価がNYを抜くことは、長期ではともかく、目先はないよ、と従前から申し上げた。材料なんてどうでもいい。リクツじゃないんだから。それにコールオプションを売って、買い増す動きが必ず出て来る。ご心配はご無用。反発して新高値更新になるのは目に見えている。

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