映画「明日に向かって撃て!」と実は泳げない私。トランプ対ハリスの新情勢。ここで仕込むべき有望銘柄
2024・9・22(第1239回)

<アマゾンより>
「俺は泳げないんだ!」何ということのないセリフ。これがロバート・レッドフォードが言うから忘れられない文句になる。
実は私も(恥ずかしいのだが)泳げない。小学校、中学校とプールのないところだったし、スイミングスクルールなんてカッコいい所は近くになかった。
この映画、今迄見ていなかった人は何とかしてごらんなさい。大傑作といわない迄も実に楽しい西部劇的ニューシネマで、通の人にいわせれば「なかなかの傑作」である。例の「雨に濡れても」の自転車のシーンは心から楽しい。
プールで足の指を切ったじゃないか、といわれそうだが、ウォーキングは実はこの十数年、ほぼ毎日欠かさなかった。
ずい分、導入部が長いじゃないか、といわれそうだが、実は9月11日のゴールドマン・サックス主催のカンファレンスでの内容をお伝えしたいので、内容が乏しい。
この会合では、エヌビディア(NVPA)のCEOが「AI需要は引き続き強い」と述べ、NVDAの株価は上昇し、ヘッジファンドのショート(売り)の買い戻しで相場は上昇に転じた。
わがビジネスパートナーのSAIL社代表の大井幸子さんの予想した通り、FRBは0.5%の利下げを実施した。
大井さんは「次の景気後退では、インフレよりもデフレ懸念が浮上するかも知れない」として0.5%という大幅利下げの背景とした。
もうひとつ。大井さんはフロリダ・ゴルフ場で二度目のトランプ暗殺未遂が起こった。「暗殺未遂のたびにトランプ支持が上昇する」。うーんそうかも。ここに来てトランプ陣営はハリスとの第二回目の討論会を検討中とか。
さて、ここからが今回のブログの中心である。
ゴールドマン・サックスは、以下の4つのシナリオについて株価、ドル、金利の予想を行った。( )内は起こりうる確率を示す。
①トランプ大統領+議会で共和党多数(32%):ドル高、株高、金利高
②ハリス大統領+議会で共和党多数(29%):ややドル安、小型株安、金利低下
③ハリス大統領+議会で民主党多数(20%):ややドル安、小型株安、金利高
④トランプ大統領+議会で民主党多数(19%):ややドル高、やや株安、やや金利高
米国では予算については下院が大きな権限を有する。トランプ再選と上下両院で共和党圧勝となる場合が、米国経済にとって最も好ましい。ゴールドマンのみならずモルガン・スタンレーのエコノミストも同様のコメントを出している。
トランプの減税政策は特に中小企業に有益である。中小零細企業の活動は米国経済の5割、雇用全体の7割以上を占める。逆にハリス民主党の増税は中小企業の収益を損ねるため、株価全体にマイナスだが特に小型株にとって大打撃となるだろう。
以上、HFニュースレター9月16日付からまとめた。大井さん、ありがとう!
一方、自民党の方は、①石破②小泉③高市の順となった。まだまだ変動がありそうだ。
相場の方は、9月下旬の買い場を待っている段階。「木を見て森を見ず」のたとえ通り、銘柄中心でゆくのがいい(ご投資は自己責任で)。
全体として安いのだから、長期上昇が狙えるグループ、たとえばインド関連銘柄が、いい。
①関西ペイント(4613)
②スズキ(7269)
③ホシザキ(6465)
④ダイキン工業(6367)
⑤ヤマハ発動機(7272)
⑥ユニ・チャーム(8113)
では皆さん、元気を出してゆきましょう!
GOOD LUCK!
関連記事
-
-
映画「エルヴィス」と日経平均4万円を支える2本柱。そして私の強気。 (第1124回)
エルヴィス・プレスリーは私と同じ1935年生まれ。 「ハートブレイク・ホテル」を初めてラジオ
-
-
ミュージカル「ジーザス・クライスト・スーパースター」と 中国の台湾侵攻そして目先の相場見通し(第1067回)
「現代のモーツァルト」と称賛されているアンドリュー・ロイド・ウェーバーの出世作。私はNYと東京、
-
-
ドストエフスキー「罪と罰」とロシアへの制裁の現状と、見直し。日本株の今後(第1136回)
今回は題とロシアが舞台、ということだけでつけた。他意はない。 10月5日、ミハイル・
-
-
【初・中級者向き】映画「さらば愛しきアウトロー」と過剰流動性相場の出発
(第972回) 2019・7・22 ロバート・レッドフォードの引退声明で大いに注目されている近
-
-
私の協和協会での講演での質問と話し足りなかったこと。
2024・12・15(第1251回) 公益財団法人協和協会は故岸信介総理が設立し、代々総理が





