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松川行雄の相場先読み
7年ぶりの1万7000円台回復だが
テクニカルな過熱感は否定できず
松川行雄 増田経済研究所 日経平均株価が11月11日、7年1カ月ぶりに1万7000円台を回復した。 これによって、日経平均は、25日線からの上方乖離が再び9%に上昇した。 実は、2012年11月の衆院解散から13年5月の天井までのアベノミクス相場第一幕でも、8~9%というのは8日前後しかない。 昨年11~12月の「あれよあれよ」という間に上がったときでさえ、一回もなかった。このテク
投資の羅針盤
確定拠出型企業年金への「自動加入化」を【上】
日本個人投資家協会 副理事長 岡部陽二 確定拠出型企業年金は制度導入後10年を経た。 公的年金や企業年金などのように国や企業が将来の年金の額を約束している従来の年金制度(確定給付型年金)と異なり、加入者自身が資産を運用するため、将来支給される年金額はそれぞれの運用次第で変わるのが確定拠出型年金だ。「日本版401k」とも呼ばれる。 だが、その普及のスピードはきわめて緩慢で、確定給付型年
日本人が知らない中国投資の見極め方【4】
中国の成長減速は本当に問題なのか?
アナリスト 周 愛蓮 今回からは今の中国経済の本当のところを見極めていきたい。 中国経済の成長率は低下している。かつて10%台だった経済成長率(=GDP成長率)は、いまや7%台に低下し、すでに3年間続いている。2014年の成長率は政府目標の7.5%にも届かないと予想されており、21世紀に入ってからもっとも低い伸びとなりそうだ。 確かに中国の高度成長が終焉したと判断すべきだろう
松川行雄の相場先読み
1万8500円から1万9000円辺りが
日経平均のターゲット
松川行雄 増田経済研究所 増田経済研究所では「黄金銘柄リスト」として仮想ポートフォリオを組んでいる。 同ポートフォリオでは10月8日寄り付きで全面撤退した後、15日に投資再開した。 (なお2月以来のパフォーマンスは+76.3%だった。この間の日経平均は+9.7%) 10月8日に株式投資から全面撤退した直接的な基準は、米国のダウ輸送株指数が、50日・100日移動平均線を一気に、割り込み直近安
株式時価総額は会社の価値を正しく評価しているか?
貸借対照表を読み解く③
金融リテラシー講座 「投資のための財務分析」第6回 フィナンシャル・アドバイス代表 井上 明生 さて、株式に投資するとして貸借対照表をどのように分析するのか。 一番大事な視点は、その会社の株式すべてを取得するつもりで考えて見ることです。100株買うのであっても、その会社すべてを買うつもりで考えます。株式全部を買うということは株式の時価総額を知る必要があります。 株式時価総額は、株価