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大波乱の秋、誤解と扇動に惑わされるな
高市トレードは名前だけ、実態は投機筋の策動買い 自民党総裁選後、高市トレードという言葉が喧伝され円安・株高となったが、その実態は例によってSQに向けてマクロ系ヘッジファンドの動きにCTA(商品先物投資顧問)系のヘッジファンドの策動的な売買が重なったためである。相場の方向は前者が決め、後者が投機的に値動きを拡大させ、追随あるいはロスカットの動きを誘発させたものである。225先物と、寄与度の高い
9月SQは人為的高値、反動に注意
世界景気は悪化方向なのに投機筋のお祭りはなお続いている 4月中旬までの金星逆行の期間は大変動が起きやすいため要注意と指摘したが、実際にその通りの大波乱となった。基本シナリオではそのまま米国は調整入りすると見たが、実際には日米とも9月前半にかけ記録的な急上昇が演じられ、5か月間に安値起点からNASDAQは50%、225は45%、TOPIX41%の史上まれにみる急騰となった。生成AI祭りがまだ続
米国は狂気の大渦である可能性
現金からの逃避と生成AIブーム、暗号資産ブームが重なる 日経225はここ1月間激しい動きを続けており、高値安値は7月14日39289、24日42065、8月4日39850、13日43451円と短期間で大きな値幅が示現した。中期波動の起点安値が4月7日30792円だから実に4か月余りで41.1%の急騰である。同期間にTOPIXは38.3%の上昇だった。 自動車向け関税の交渉が前進したこと
希望と期待が過剰に膨らんでいるマーケット
価値の裏付けのない資産に資金が集中している 最近上昇が目立っているのは、ビットコインとNVIDIAの株である。両者に共通するのは、時価総額の巨大さと、収益還元法による価値評価に適していないことである。暗号資産は、一部のステーブルコイン(裏付けとなる資産があり通貨と連動)を除くと、単に帳簿に記録された数値に過ぎないので、収益を生まず、伝統的資産より高いリターンが上がると信じる根拠はない。





