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狂騒の後に大反転が起きる、警戒を
2021/01/17 | マーケットEye, 上級, 有料記事 マーケットインサイト, 木村喜由
米国長期金利は明確にトレンド転換 大相場や急騰・急落相場の高値・安値の予想が難しいのは、その前後において通常の理性的判断では発せられないような極端な強気・弱気に基づく注文が市場を席巻し、一種の真空地帯が生じるからだ。しかしクライマックスが通過すると急速に合理的理由に基づく注文が出てきて価格が反転し、にわかにこれまでの動きがやり過ぎだったことに気付く。往々にして、頂点前後では急騰、急落、市場間
売買手数料ゼロ。チャールズ・シュワブに学ぶ顧客目線の 投資サービス戦略
米国サンフランシスコに本社を置く資産運用会社、チャールズ・シュワブが2019年10月1日、株式やオプション取引に係る売買手数料(コミッション)を撤廃すると発表して業界に衝撃を走らせた。同社にとっては年来の念願であった「ゼロ・コミッション革命」の成就である。 さらに翌月11月25日には、競合するネット証券のTDアメリトレードを260億ドルで買収して、100%子会社とした。これによってチャールズ
プロも迷ったコロナの1年
株式の投資家は過ぎ去ったことを悔やんでも始まらないので、2020年相場はもう関心の外だろうが、あまりに特徴的だったので、振り返ってみたい。日経平均株価の年間高値と安値の差は1万円を上回り、1990年以来の振れ幅となった。運用のプロも迷いに迷った1年となり、同種の投資信託の運用成績に大きな落差ができた。 経済も相場も新型コロナウイルスの広がりにあまりに左右されたため、もう忘れているだろうが、2