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新大統領で政策も相場の流れも変わる

減税と金融緩和で株高を続けたトランプ時代 トランプ支持が想定以上だったため僅差だったが、米国大統領選挙はバイデン氏の勝利となった。人物的魅力に乏しく米国に変化をもたらすリーダーとは思えないバイデン氏が勝ったというよりは、もうトランプ氏では御免だという人々の投票が多かったと見るべきだろう。だがトランプ氏の獲得票も大きく伸びており、国際協調や近代民主主義の原則に反しても、自分の利得や

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ねじれを大歓迎した米国市場、ダマシとなる公算大

債券相場が崩れるならGAFA集中の反動が起きる 大統領選挙の前後は大荒れになる。二人の候補者が掲げる政策は大きく異なり、すでにポジションを持つ全ての投資家は、前もって当て込んで動くか、最小限までポジションを減らしておき結果に直ちに反応するかの決断を迫られるからだ。ポジションを減らすと言っても、不透明な状態で買ってくれる投資家は少ないから、叩き売りすることになる。

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バイデン辛勝も議会とねじれ、前途は多難

国内の分断状況は若干緩和も、格差問題は燻り続ける 米国時間で3日まで水星逆行、しかも激しい感情や行動が表に出やすい火星の逆行中に重なっており、情報の錯綜や混乱が起きるのは予想通り。開票ラップでは軒並みトランプ優勢となり、すわ再選必至かと思わせたが、これはレッド・ミラージュ、赤い蜃気楼で、最終結果はわずかに青の勢力が上回った。メリマン氏は1年前から今回の選挙が簡単には決着が付かない

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菅政権のスタイルはビスマルク風

慣例も議会の声もなんのその、掲げた方針に向けてまっしぐら 菅義偉首相による所信表明演説が行われたが、前任者のように意味不明な将来ビジョンで国民を煙に巻くのではなく、具体的な政策目標が多数かつ明瞭に掲げられ、数値や達成期日の目標も明確であり、非常に新鮮であった。政治というのは本来、国民が抱えている課題を適切に把握し、全体への理解・意識の共有を求め、正しいやり方で問題解決に向かう仕事なので、久し

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足元は回復基調だが来年の米中が不安

外国人の売り物続く、景気敏感株の下げがきつい 大型バリュー系銘柄がこのところ下げ続けている。欧米でコロナ感染者数が増えていることが悪材料だが、今さら何をという感じ。足元で出てきている内外の企業業績や、米国のGDP、失業保険申請などのファンダメンタルズ要因はけして悪くない、どころか意外に健闘しているという印象で、純粋な相場感覚でいえば売られ過ぎだと思う。 個別銘柄を子細に見ると、広義の巣

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「マイナンバーカード」と預金口座のひも付け義務化を急げ

ゆうちょ銀行など銀行口座からドコモ口座などへの不正資金流出問題が多発している。 また、SBI証券への不正アクセス事件では、三菱UFJ銀とゆうちょ銀に作られたにせ口座に、SBI証券の被害者口座から大金が振り込まれ、三菱UFJ銀行の本人確認技術(KYC)に疑問符がついている。   これは日本のデジタル決済の脆弱性が浮き彫りになったものであり、個人投資家にとって他人ごとではな

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幸田昌則の不動産耳より情報<2020年11月号>

ここだけ読んでも役に立つ 今月のポイント 1.アベノミクスで価格が高騰した大都市中心部の商業地価の下落が始まった。 2.コロナによって、東京では広い中古マンションの売れ行きが良くなった。 3.新築住宅では、マンションよりも安く住宅面積の広い戸建て住宅が売れている。 最近の話題 日本銀行の発表によると、6月末の家計の現預金は1千兆円を超えたという。この残高は、05年以降で

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