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【初・中級者向き】映画「隠し砦の三悪人」と10連休後の株価上昇を予測する理由 

(第960回)2019・4・28 黒澤明は本当にすごいと思う。「用心棒」がマカロニウエスタンを生み、「七人の侍」が荒野の七人シリーズ。そしてこの「隠し砦」は冒険映画、特にスターウォーズを生んだことで有名だ。雪姫とレイア・オーガナ姫、又七と太平のR2D2とC3POといった具合に。 この映画の面白いところはヤマのようあるが、真壁六郎太(三船敏郎)と又七(藤原釜足)と太平(千秋実)がお互いに信用せず

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【初・中級者向き】映画「続・夕陽のガンマン」と米中貿易交渉決着と「その次」 

(第959回)2019・4・21 1966年のこのマカロニ・ウエスタンの傑作を。私はまずボストン、次にNY、最後に東京、計3回も観た。この映画の最終場面の決闘シーンの巨大セットを復活させる映画「サッドヒルを掘り返せ」が最近撮影された。それほどファンが多く、強い印象を残す作品なのだろう。 原題は「善玉、悪玉、卑劣漢」。クリント・イーストウッド主役、セルジオ・レオーネ監督の「荒野の用心棒」「夕陽の

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【初・中級者向き】映画「天国と地獄」と或る展開で明瞭にわかる相場の明暗 

(第959回)2019・4・14 黒澤明監督の「用心棒」「椿三十郎」に次ぐ現代もの犯罪サスペンスだ。原作のエド・マクベインの「キングの身代金」を読んでみたが、設定だけでほとんど創作だった。 ストーリーは有名なのでごく簡単に。子供の誘拐事件と製靴会社上層部の権力争いがオーバーラップしたドラマ。主人公権藤(三船敏郎)は自分の理想とする靴を作るため、筆頭株主になるべく巨額の資金を用意したが、そこに彼

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【初・中級者向き】映画「ローマの休日」とブレグジット・ショック 

あまりにも著名なロマンチックな映画。オードリー・ヘップバーンがこれ1本で大スターになり、アカデミー主演女優賞を獲得。世界中に髪型が流行し、日本では「ヘップ・サンダル」という言葉も。オードリーは監督のウィリアム・ワイラーが撮影審査で発見し、プロデューサーたちの希望していたエリザベス・ティラーを拒否。やはりワィラーは大監督で、オードリーの抜擢が、この映画を永遠に残る名作にした。 一方のジョーの役のグ

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【初・中級者向き】映画映画「用心棒」とTOPIX600ポイント説

ご存知黒澤明の傑作だ。三船敏郎演じる桑畑三十郎が上州の街道宿で、やくざ親分二人が対立しているところにふらりと立ち寄る。そこに人の手首をくわえた犬が走ってくる。これだけでこの宿場の状況が明瞭だ。その前と後とでは三十郎の目と歩き方が、一変する。凄い導入部だ。 居酒屋に入ってメシを食べている間に、主人の権爺が、親分の清兵衛と一の子分だった丑寅との対立が激しいこと、二人にはそれぞれ絹問屋と酒屋のスポンサ

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【初・中級者向き】映画「天国でまた会おう」と日銀追加金融緩和とヘッジファンド

「その女アレックス」の面白さは読んだ人にしかわかるまい。二転、三転、私はびっくりさせられた。その作者ピエール・ルメートルがミステリでない分野で、しかもフランス最高の文学賞のゴンクール賞を獲得した小説が映画化されて200万人が見た大ヒット。映画の出来もよく、セザール賞で13部門でノミネートされ5部門を受賞した。 時代は第一次大戦終戦間際、好戦的な中尉プラデルの悪事に気が付いた二人の運命が交差する。

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【初・中級者向き】映画「運び屋」とテクノ冷戦と次の「アップル・ショック」

クリント・イーストウッドの10年ぶりの主演・監督の最新作。8月に84になる私としては89歳のクリントの活躍は本当に心強い。オレも頑張らなくっちゃ。 原題は「THE MULE」動物のラバつまり雄ロバと雌馬の雑種のこと。「麻薬を密輸するために外国から雇われる素人旅行者」の意味らしい。 ストーリーは方々で紹介されているが、実話をベースにしており、90歳の退役軍人で達人園芸家が、ビジネスに失敗し差し押

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