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映画「SHADOW/影武者」と内閣改造の(十分あり得る)失敗

      (第980回)2019・9・8  チャン・イーモウ監督の待望の新作で、しかもあの「HERO」「LOVERES」のようなアクション武侠もの。前2作のような華やかで美しい画面作りを期待していたが、今回は水墨画風の白黒を中心としたこれまたセンスの良い作品に仕上がった。流石名監督と言われるだけのことはあった。  時は戦国時代の中国、小国沛

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映画「ワンス・ア・タイム・イン・ハリウッド」と内閣改造後の積極財政への転換

レオナルド・ディカプリオとブラピ、クエンティン・タランティーノ監督の組み合わせ。しかも「10本限り」と宣言しているタランテイーの9本目。わき役にアル・パチーノやカート・ラッセル、ブルース・ダーンときたら映画ファンにはたまらない。  結論から言うと、残念ながら駄作に近い失敗作であった。終わりの方に近くなればなるほど手抜きになってゆく。  お話は良く出来ている。1969年。人気が衰えか

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【初・中級者向き】映画「ダンスウイズミー」と文在寅大統領の自己催眠と米中関税戦争

2019・8・26(第978回) ミュージカル映画で困るのは、新作の曲に対して、耳がなれるまでに時間がかかることだ。しかし今回のこの「ダンスウイズミー」では、私もよく覚えている定番の曲がズラリと並んだ。たとえばー 井上陽水作の「夢の中へ」 キャンディーズのヒット「年下の男の子」 山本リンダのヒット「狙いうち」 これに「浜辺の歌」。さらに結婚式をメチャメチャにする「ウエディング・ベル」。

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【初・中級者向き】映画「千と千尋の神隠し」と8月の嵐の後の投資作戦

(第976回) 2019・8・18 ご存知の通りの宮崎駿監督の傑作で日本歴代興行収入第1位。第75回アカデミー長編アニメ映画賞と、第52回ベルリン国際映画祭で金熊賞を獲得している。 千尋という名の10歳の女の子が、父母と三人で引っ越し先の向かう途中に立ち寄ったトンネルから神々の世界に迷い込んでしまう。父母は神々の食物を食べてしまったために豚に変えられた。千尋も帰り道を失って消滅しそうになるが

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【初・中級者向き】映画「崖の上のポニョ」と債券バブルの崩壊

(第975回)2019・8・11 ご存じの宮崎駿氏の原作・脚本・監督の長編アニメの秀作。2008年公開当時、まだ幼かった孫娘が「ポーニョ ポーニョ さかなの子」とかわいい声で歌ったのが忘れられない。 魚の女の子のブリュンヒルデ(本名)は、海の女神の母と魔法使いの父に育てられている。或る日、家出して海岸にやってきたこの女の子は、ジャムの空き瓶に頭が挟まって抜けなくなったところを、保育園児の宗介に

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【初・中級者向き】映画「工作 黒金星(ブラックヴィーナス)と呼ばれた男」と日韓関係の「次の手」

(第974回)2019・8・4 私としては珍しく韓国映画を観た。ご存知の通り、日韓関係に絡んで、「今後をどう見てますか?」という問い合わせが多いので、ひとつ、まとめてみるか、それに絡んで一本、見ておくか、くらいの気持ちで観た。ところが結構見ごたえのある力作だった。 時代は1992年。韓国軍将校だったパクは上司に命じられて工作員になる。事業家に成りすましして、北京で要人と接触、情報と引き換えに「

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【初・中級者向き】映画「天気の子」と意外なリスクの検討

 2019・7・28 (第973回) 前回「君の名は。」で超大ヒットを飛ばした新海誠監督の新作で、周囲は若い人でムンムンしていた。お話は主人公の高校1年生森嶋穂高が田舎から都会に出てきて、船で知り合った人の事務所で働くところから始まる。 その事務所で「願うだけで晴れをもたらす少女」という都市伝説を調べて、ついに天野陽菜(自分では18歳と主張)を発見する。この少女は一部の場所だけだが晴れをもた

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