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基本の話by前田昌孝(第24回、過半が「平均」に届かない)
2024/01/01 | 無料記事 マーケットエッセンシャル, 前田昌孝, 投資リターン分析
2023年の東京株式相場は日経平均株価が28・2%上昇して、幕を閉じました。しかし、個別銘柄の年間騰落率をみると、約6割の銘柄は日経平均や東証株価指数(TOPIX)の上昇率を下回りました。こうした傾向は程度の差はあれ、2023年に限ったことではありません。株価指数は市場の「平均」のはずです。それなのになぜ過半の銘柄が市場平均に負けるのでしょうか。 <リターンは10%未満が最多> 日経
映画「PERFECT DAYS(パーフェクト デイズ)」と、2024年相場を的中させる確率の高い「当たり屋」のご紹介
映画「PERFECT DAYS(パーフェクト デイズ)」と、2024年相場を的中させる確率の高い「当たり屋」のご紹介 2024・1・1(第1206回) 新年明けましておめでとうございます。 この一年が皆々様のご発展とご健康のさらなる向上につながることを祈念いたします。 <映画公式ホームページより> ヴィム・ヴェンダース監督、役所広司主演のこの秀
映画「ホーム・アローン」と私が注目している二つの素晴らしい仕事
映画「ホーム・アローン」と私が注目している二つの素晴らしい仕事 2023・12・24(第1205回) <公式ホームページより> 大ヒットして続編がつくられたクリスマス映画の代表作。1990年の作品で、実は今年12月22日に再上映(もちろんTVで)されている。おすすめの佳作だ。 シカゴに住む裕福な子沢山の家庭がパリにクリスマス休暇を利用してゆくことにしていた。と
木下順二「巨匠」と対ドル120円の円高。そして米国の景気後退
木下順二「巨匠」と対ドル120円の円高。そして米国の景気後退 2023・12・17(第1204回) 劇団民藝の「巨匠」を久しぶりに観た。1991年に名優・滝沢修主演で観て、強い印象を得たので、どんな風に演じるのかを知りたかったからである。結果は――、退屈だった。感動が少しもなかった。 劇そのものは面白い。ポーランドのTVドラマから木下順二氏が書いたドラマ。 1944年。ナ
映画「ナポレオン」と大悪妻ジョゼフィーヌの見直しと、発生した「ドカ」と金投資の見直し。
映画「ナポレオン」と大悪妻ジョゼフィーヌの見直しと、発生した「ドカ」と金投資の見直し。 2023・12・10(第1203回) 英雄ナポレオンの生涯を画いた映画で、大量の人員、予算を投下した戦闘シーンは、十分に見応えがある。一見をおすすめする。 このリドリー・スコット作品は、英雄がその妻ジョゼフィーヌに一生変わらない愛を注いだことが軸になっている。 <映画公式ホ
映画「翔んで埼玉~琵琶湖より愛をこめて~」と、日本経済と日本株の独歩高
映画「翔んで埼玉~琵琶湖より愛をこめて~」と、日本経済と日本株の独歩高 2023・12・3(第1202回) 前作は観客動員数240万人、興行収入37億6000万円という大ヒットになった。また日本アカデミー賞では、最優秀監督賞など12部門で受賞した。 前作は関東中心で、関西はイマイチだった。「ダサイタマ」のイメージが関西では浸透していなかったためだ。そこで製作者側が滋賀県を選
基本の話by前田昌孝(第23回、「辰年高い」は本当か)
2023年の株式相場もあと1カ月を残すだけとなりました。来年の相場を占う話もちらほら聞こえ始めてきますが、十二支に絡んだものとしては「辰巳(たつみ)天井」という兜町の格言があります。あまり合理的な根拠はなさそうですが、相場の変動にはアノマリー(根拠のない経験則)も付き物です。過去の実績を点検してみます。 <6回の平均で28%の上昇> 何はともあれ、戦後の日経平均株価の変動の実績を振り