「 マーケットEye 」 一覧

【初・中級者向き】映画「ヴェノム」と世界的急落が予告する新冷戦不況(第929回)

2018・10・14 11月2日に上映開始になる超大作で、週刊文春がシネマ特別号を出し「完全保存版」と銘打ったくらい、前評判が高い。マーベルの「スパイダーマン」でのカタキ役・地球外生命体だが人気が高く。今回は主役級。 私は試写会で観て面白かった。主役のトム・ハーディは私のお好みだし。アクション・シーンも良かった。 ジャーナリストのエディは巨大財団のトップを取材中「人体実験をして死

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【上級者向き】米国株の本格的な下げは中間選挙以降だろう

トランプ政権のレイムダック化で債券市場の下げ圧力強まる 予想通りの下げなのであまり言うこともないが、米国株急落の一因として人気歌手のテイラー・ツイストが民主党支持宣言をしたことが無視できないと思っている。直観的にはこれで中間選挙で共和党が上院下院とも過半数を失い、愚劣な政策を連発するトランプ政権は完全にレイムダック化すると予想している。国民・外国など政策の受け手に対するインパクトが薄れるという意

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【上級者向き】想定通りの波乱局面、落ち着いて安値拾いを

値動きの中心は投機筋の動き、株価は割安なので惑わされないように 筆者は従来から米国長期金利は一部投資家の誘導により経済実体以上に低い水準に抑えられ、その副作用としてドル安・米株高が演出されているとしてきた。年間で70兆円規模に上る米国企業の自社株買いも低金利の追い風があればこそだった。 しかし大型減税に加え長期間の景気拡大により労働需給が一段とひっ迫し、海外からの移民にも否定的なトランプ政

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【上級者向き】極端な景気敏感からディフェンシブへのシフト

中国リスクと金利上昇で一段と景気鈍感株に人気が集まる 日本株で設備投資関連の筆頭銘柄と言えば、少し前まではファナックとエレクトロンだったが、2年ほど前から世界の機関投資家の注目はFA用センサーのキーエンスにシフトしている。省力化・自動化で不可欠な分野で抜群のシェア、成長率、売上高営業利益率、ROEを誇っており、株価指標面での割高感は気になるもののバランス運用のポートフォリオに欠かせない銘柄となっ

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【初・中級者向き】映画「イコライザー2」とトランプと中間選挙(第928回)

2018・10・8  「イコライザー」とは「悪党の非道に苦しむ人々を救うため、人知れず制裁する正義の処刑人」だ。デンゼル・ワシントン主演ものは、ハズレがないので、ロードショ―初日に待ちかねて観た。はたせるかな満員。出来もよかった。  今回の主役マッコールの表の職業はタクシー運転手だが、CIA時代の元上官で親友のスーザンが何者かに殺害されてしまう。独自に捜査を開始したマッコールは、スーザ

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【上級者向き】米国10年債が大崩れ、ドル円の上昇傾向はほぼ固まった

債券強気筋がついに諦める、次は米国の財政悪化に焦点 株式投資専門の投資家は世間一般の人よりはずいぶん物知りで、こまごまとした物にも知識があるが、視点の広がりや深さ、論理性という点では債券投資家に一歩劣る。それは当然で、個人で債券投資専門という人はほとんどおらず、大抵は大手金融機関や機関投資家に所属しているプロであり、入手する情報や知識のレベルも高いからである。 しかし昨年2月以降の米国債の

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【上級者向き】露骨なマニピュレーションでNT倍率が再上昇

オーバーシュートと急反落に注意 本日より名実ともに年度下期に入ったが、225の上げはとどまるところを知らず、 本日高値は24306円に。一方TOPIXは小幅高で、NT倍率は再び13.337倍に拡大して いる。NT倍率の急上昇は8月1日からで、筆者は225買い・TOPIX売りで仕掛けたヘ ッジファンド筋は9月SQ決済でいったん利益確定し、その後NT倍率を下に振るかと 見ていたが、9月25日

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