「 マーケットEye 」 一覧

【初・中級者向き】映画「海辺のリア」と防衛費と朝鮮半島の脅威

   2017・6・25 84歳の仲代達矢の主演作。小林政広監督の前作「春との旅」「日本の悲劇」と合わせて日本の超高齢化社会で、ますます居場所がなくなる老人を描いている。 今回は認知症老人を取り上げた。仲代演じる主役は、舞台と映画で半世紀以上活躍し俳優養成所を主宰する往年のスターという設定で、仲代達矢そのものだ。長女とその夫に遺書を書かせられた挙句に高級老人ホー

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【上級者向き】TOPIX1700を目指す動き、雑音は気にしない

重要中央銀行会議を通過、自然体のリスクオンを想定 相場には順風の時もあれば逆風の時もある。その時点時点で、投資対象の商品が割安か割高か、すぐ資金が戻って来るのかしばらく人気挽回が難しいのか、大まかな目星をつけた上で、逆張りするのが正しい。相場においては上げ期間が3に対して下げ期間が1と思ってよい。為替の場合は大体2:3という程度かと思えばよい。 株価インデックスや代表的マーケットでは、順張

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ファンケル株主総会に行ってきました。

2017年6月17日(土)13時、横浜アリーナで「ファンケル株主総会」が開催。 土曜日の午後だったため、とても多くのファンケル株主たちで会場は賑わっていました。 株主総会当日、午前11時半からファンケル製品の特別割引販売があったため、株主総会が目的!? ではなく、特別割引販売会とお土産のために来る株主も多く来られていたようです。   特別割引販売

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【初・中級者向き】「レ・ミゼラブル」とカタール断交の意外な影響

  2017・6・18 1個のパンを弟たちのために盗んで、19年間も獄中に拘置されていたジャン・バルジャンの物語はご存じだろう。銀の燭台を司教にもらって正しく生きると決意する話とか、コゼットがテナルディエ夫婦からいじめられていたのを救出する話、コゼットを生んだフォンテーヌの髪や歯まで売る話とか、皆が知っているが、それでも心を打たれる。 今回帝劇で30周年記念公演

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【上級者向き】FRBの引き締め姿勢に変化なし、市場との溝が一番と深まる

FEDに逆らうなという相場格言に逆行している米系投資家 本日の日銀決定会合は全くの無風。雇用関係に逼迫感が強まってはいるが、生産・消費は横ばい強含み程度なので、従来通りの緩和エンジン全開で決着。ただし、国債の買付け額は年60兆円ペースに落ちており、株式ETFもどうやら年5兆円ペースに落ち着きそうで、買付け枠は維持するが実行額は未達となっても構わない、英語でビナイン・ネグレクトと言われる姿勢のよう

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【上級者向き】日米とも値がさ銘柄の動きに変調、FOMC前に利益確定か

大口投資家が利益確定に動いた公算大 堅調を維持していた米国株に変調が見える。個人投資家協会会員向けの月イチレターにも書いたが、先駆株に利益確定の動きが急に広がっており、週末の米国市場でFANG(ファング=フェイスブック、アマゾン、アップル、グーグルの頭文字)と呼ばれるIT系値がさ人気株にまとまった売りが出て急落、一方で金融株が買われるという妙な動きがあったため、ダウは3日連騰して史上最高値を更新

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【初・中級者向き】映画「マンチェスター・バイ・ザ・シー」と近未来の大幅安

  2017・6・11 本年度アカデミー賞で主演男優賞と脚本賞を獲得した秀作。大きすぎる悲劇で壊れてしまった男の再生を、淡々としたドラマで見せる。私はシドニー・ルメットの「質屋」を想いだした。音楽も素晴らしく、終盤にマスネーの歌劇「ケルビーノ」で明るくシメている。 主人公リーは暗い影がある中年男でアパートの管理人兼便利屋で、なにに怒っているのか機会さえあれば、殴

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