「 マーケットEye 」 一覧

木村喜由のオンラインセミナー

6月11日にYoutubeで配信したオンラインセミナーを編集した動画を公開しました。

続きを見る

FRB、当面は物価抑制に全集中

景気や株価にはネガティブ作用が避けられまい   筆者は今回のFOMCでは0.5%利上げに留めると思っていた。物価上昇は確かに大問題だが、明確に景気悪化の兆候が表れており、今後のさらなる利上げとQT量的引き締めの合わせ技により、株価や景気に強烈なネガティブ作用が加わり、時間を追うごとにそれが強まると想像しているからだ。しかし、多分中間選挙を控えたバイデン政権からインフレ抑制を最

続きを見る

参院選後空気が変わる、突っ込みは拾いたい

傷付いていない日本人の資産が株式に向かう   米国ではインフレが加速(CPI前年比8.6%高)しており、FRBの引き締めを警戒して株価は主要3指数とも年初来安値となった。しかし筆者の予測では15日FOMCでは0.5%利上げにとどめ、パウエル議長が会合後記者会見で7月、9月も0.5%利上げ継続を示唆をするに留めるだろう。量的引き締めQTは今月始まったばかり。それが加速される中で

続きを見る

映画「シン・ウルトラマン」とロシア戦費の枯渇。したたかな日本経済。日本株の6月末の買い場を狙う作戦。(第1120回)

興行収入が素晴らしいと聞いた。かつて、私の息子たちに「ウルトラマン」の主題歌を歌ってやった記憶から、観る気になった。 「シン」がつくシリーズがあると初めて聞いた。 確かに「シン・ゴジラ」「シン・仮面ライダー」とか。ご存じのとうり、ストーリーは単純である。 ある日から日本に巨大な生物が次々と出現し「禍威獣」と命名され、対策チームの「禍特対」が発足する。そのメンバーの一人に

続きを見る

イエレン財務長官が黒田総裁を援護射撃

議会証言で低インフレの行き過ぎは危険と発言   インフレ許容度が高まったとの黒田総裁の発言が物議を醸したが、発言の内容自体は、金融当局の責任者、あるいは経済学者の立場からは何ら問題ない。だが、一般家庭では賃金上昇の恩恵は遅れがちであり、食品その他の日常物価の変化に敏感な女性においては、手持ちのお金が増える前に物価が上がれば怒りが先に来るのは当然のことで、この感覚に配慮せずに発

続きを見る

150円が視野に入ったドル円相場

米国が連続利上げなら135円は通過点に過ぎない   ドル円相場は歴史的な「大相場」を迎えている公算が強い。わざわざカッコ書きにしたのは、日本人にとっては自国の通貨が下がるということであり、円で表示される会計上の数値は膨らむかもしれないが、実質的価値としてはプラスかマイナスか判然としない弱みがあるからである。ただし株式市場を取り扱う場合は株価と企業業績に集中することになり、その

続きを見る

映画「かくも長き不在」と本格的な「良い円安時代」の始まり。そして私の強気。(第1119回)

カンヌ映画祭でグランプリを取った秀作。1961年の作品で、キネマ旬報の外国映画部門の第1位。黒澤明監督のベスト100本にも入っている。 「第三の男」のあの若く美しかったアリダ・ヴァリが中年女となって、戦争中にナチスに逮捕された夫を待っている。 パリの下町、セーヌの近くが舞台。 そこに年寄りの浮浪者がパリにやって来る。一目で夫と見た主人公は、声をかける。 しかし夫と見られる

続きを見る

PAGE TOP ↑