「 マーケットEye 」 一覧
パウエルの変心、ヘッジファンドの岸田見切り売り。しかし私は強気の見方を変えない(第1099回)
ご存知の通り、FRBパウエル議長は突然インフレ・ファイターとしての姿勢を前面に押し出して来た。 金利引き上げが早く、しかも大幅なものになるという思惑から、2年もの米国国債金利は年初の0.7%から1月19日、一気に1%の大台にのせた。当然、NYダウ平均、NASDAQともに下降中。しかも大幅な下げだ。 日経平均の方もつれ安の最中なので先行きは不安だが、案外見逃しているのが、ヘッジファン
FRBの引き締め加速は必至、環境激変
2022/01/16 | マーケットEye, 上級, 有料記事 マーケットインサイト, 木村喜由
今年のキーワードはTIGER、虎に注意しろ 今年は寅年だが、十二支のうちで株価騰落が最悪の年である。12年というのは公転周期12年で歳星(さいせい)とも呼ばれる木星の動きと合致する。木星は希望、成長、楽観、投資を暗示し、そのピークアウトから反動の時期と重なるのかもしれない。少なくとも積極的に勝負に行く年ではない。 現在、米国をはじめとして物価上昇
ナルド・トランプの共通点が引き起こす安倍さんの復活。そして「脱炭素」へのブレーキ(第1098回)
鄧小平とトランプ————。共通点は失脚から立ち直って権力を握ったことだ。 文化大革命の初期の67年、76年の2回、鄧小平は失脚。しかし、1977年に復活を果たし、死ぬまで権力を握って離さなかった。 私はこのブログで、2回にわたり「独断と偏見をもって」予想した。 トラン前統領が2024年の選挙における再選、そして、安倍晋三元首相の復活、という予想である。 まず中間