「 マーケットEye 」 一覧

映画「ゼロ・ダーク・サーテイ」と長期では日経平均5万円の目標を私が掲げる理由(第1054回) 

面白い題だが、米国軍隊の俗語で、「未明」を意味する。アカデミー賞を含む60の賞を受賞した 名作である。監督はキャサリン・ビグロー。  あの911の同時多発テロの首謀者ビン・ラデインへの奇襲作戦を取り上げた。主人公のCIA分析官 マヤ(ジェシカ・チャステイン)が主人公。2003年にパキスタン支局に配属され、2011年5月2日、 ビン・ラデイン殺害までの活動を描いている。

続きを見る

昨年に続き今年も荒れそうな3月相場

債券の売り攻勢が大いにありそう、条件揃う 21世紀に入って以来、相場のアニバーサリー(重要転換日)が最も多いのが3月である。筆頭が3月9日で、09年はNYダウが6500ドルを割り込んで安値を付け、昨年は米10年国債利回りが一時0.38%まで低下した。株価の安値は23日。日本では10年前の3.11を忘れることができないだろう。アニバーサリーだから波乱が起きるということはないが、少なくとも1-2

続きを見る

なぜ筆者がインフレが加速すると予想するのか

  ノーベル賞候補、オーター教授の洞察から類推 米国市場が急反発したのは、パウエル議長が「労働市場が改善するまで金融緩和姿勢を続ける」と強調したので、債券利回りが低下し、IT・コロナバブル銘柄が急速に買い戻されたからである。多くの投資家はそんな事態になるのは遠い先のことと思っており、彼の前任者で今やバイデン政権の財務長官であるイエレン氏も、大規模な財政

続きを見る

織田信長「桶狭間の戦い」と今回の3万円越えが通過点である理由。そして目標値(第1053回)

 1560年6月12日のこの戦いは、小人数で十倍の大軍を破り、大将の今川義元の首をとった。戦史に残る奇襲の成功である。 織田信長にとって尾張を統一し、全国制覇への第一歩となった。また徳川家康は三河で独立を回復して、信長と同盟。戦国時代の大転機となった戦いであった。  「日本外史」によると、戦いの前に熱田神宮に戦勝の祈願をこめたのち、進軍した。この時信長は神職に命じて社殿の中で轡を鳴ら

続きを見る

ビットコインがやがて大暴落するこれだけの理由

長期では株式投資が一番高い投資リターン 一番著名な株式投資のテキストは、ジェレミー・シーゲル著「株式投資(第4版)」だろう。この本に米国で1801年に各資産に1ドル投資した場合の、物価調整後の200年間の実質累積リターン(利益配当は再投資)のチャートが載っている。現金はわずか7セントに減価した。金は98セントで実質的に横ばいだった。短期国債は304ドル、長期国債は952ドルに

続きを見る

源義経「鵯越えの逆落し」と、いま市場で起きている銘柄選別の大転換(第1052回) 

一般的には「一の谷の戦い」(1184年3月)とよばれているが、私は「ひよどり越えの逆落し」の奇襲を重要視しているので、この題にした。  私が幼いころから「平家物語」を読んで(読まされて)いたことはご存じだろう。このくだりは特に好きだった。  「義経は馬二頭を落し、一頭は足をくじいて倒れるが、もう一頭は無事に駆け下った。  「義経は『心して下れば馬を損なうことはない。皆の者、駆け

続きを見る

日経225が抱えるこれだけの問題点

代表的インデックスとしてもはや失格、日銀の出口問題も浮上 前回日経225の3万円回復について書いたが、18日は全般軟調の中、ユニクロ1社だけで169円引き上げるという異常事態となった。出来高はわずか80万株、しかし売買代金はほぼ900億円でSGBに次ぐ第2位。1銘柄でインデックス寄与度は全体の8分の1以上を占めており、その価格変動に特異性を踏まえると日経225は半分クニクロ指

続きを見る

PAGE TOP ↑