「 マーケットEye 」 一覧

バイデン政権ならGAFAの分割、一部国有化は十分ありうる

独占禁止法は民主主義実現に不可欠のツール Black lives matterという言葉はご存じだろう。「(白人の命と同様に)黒人の命だって大事だ」というのが正しい解釈と思っている。Matterという言葉はmaterialと親戚で、物質、素材という意味があり、事案、懸案事項という意味もある。Problemの示唆する問題ほどの緊急性はないが、無視できない重要性がある、というほどの意

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映画「鵞鳥湖の夜」と私の「それでもトランプ」説(第1033回)

 久しぶりに妻の渋い顔をヨソに有楽町まで足を延ばしてこの作品を観た。「浅田家!」の方は文庫で原作(?)を買っているのでこれから。「TENETテネット」はどうもこうも、あと一回見ないと、ストーリー自体がよくわからない。  なんでそんなにヒットしていない、それも中国映画を観たかったのか。理由はカンタン。フィルムノワールが大好きだからだ。とくに監督のデイアオ・イーナンの前作の薄氷の殺人」が良か

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第4コーナーを回った米大統領選、トランプ氏に大トラブル

ほとんど納税していなかった事実が暴露、保守層の離反は必至 米大統領選投票日は11月3日、5週間後に迫った。競馬に例えれば第4コーナーを回って各馬一斉にラストスパートに差し掛かるところ。地力に欠けるバイデン氏だが敵方の失策続きに助けられて現状ではかなりのリードを確保していると見られる。前々回、人口動態から見て有色人種の増加傾向は歴然で、比率低下著しい白人男性に強く依存する共和党の劣

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ステファン・ツヴァイク「歴史の決定的瞬間」と、トランプ大統領のコロナ感染 (第1032回)

 本題に入る前に、例の東証システム停止の件について、これは「事故」ではなく、某国の「脅迫」と考える。もちろん、お隣の大国のことだ、と私は推測する。  現代の戦争は、昔のような戦車やミサイルではない。電磁波を使って、信管まで止める。この国は米国と対立。日本は駐在している企業が続々と脱出計画を発表し、指導者は苦境にあった筈。日本の新首相に、オドシをかけ、これ以上米国側にスリ寄るのは止めろ。さも

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三島由紀夫「橋づくし」と宇宙開発と外国人機関投資家の買っている九銘柄 (第1031回)

 三島由紀夫の、没後50年。先日、日生劇場で劇化上演したのを観に行った。残念ながらとんでもない愚作。同時に上演された「憂国(死なない)」はこれに輪をかけた箸にも棒にもかからない超愚作。若手の男性スター目当ての女性ファンは別として、85歳の私にとっては苦痛以外の何物でもなかった。  ただし、原作を読み返したキキメもあった。歌舞伎の道行きの趣向に感心したり、三好橋のたもとの記念碑を思い出したり

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アビガン承認申請へ、ゲームチェンジャーとなるか

感染初期用の承認薬として第一号に、ワクチンなしでも普通の生活に 昼過ぎにロイターから富士写真子会社の富山化学がアビガンの治験第三相(フェーズ3)に成功というニュースが流れ、同社を旗頭として株価は下げ幅を縮めていった。急ぎに急いで申請は10月前半、月末に承認ではないか。承認薬であれば大抵の医院で投与が可能になろう。菅政権にとってはひとまず新規感染者数を気にせずG

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「平家物語」と10月22日の米国の「対コロナ戦争」勝利宣言と大統領選の行方  2020・9・20 (第1030回)

「平家物語」を4歳の時から読まされた、というと驚かれるだろうが、ホントの話である。  私の父方の祖父は茨城出身で今の江東区深川常盤町で書塾をしていた。夫婦養子で弟子から選んだので、当然父母も書家。ただ父は当時の食糧関係の公団に勤めていた。私はひとり男だったので今井家の三代目。そこで祖父は書道の稽古を弟子たちにしながら私をヒザの上に乗せ、相手がいないと祖父は「平家」。それから九九を教えた。

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