「 マーケットEye 」 一覧
映画「運び屋」と老人社会、「21世紀はバイオの時代」とする私の主張、そしてモデルナ、ファイザーと日本のバイオ株 (第1041回)
88歳のクリント・イーストウッド氏が監督・主演した2018年制作の作品。NHKを含めたBSでしばしば上演したので、繰り返して観た。 実はわたくしはクリント・イーストウッド氏を人生のお手本と考えている。若い時代はマカロニウエスタン。「ダーテイハリー」の大成功。中高年では「マデイソン郡の橋」で監督と俳優の兼業を本格化、老年になって「グラントリノ」「人生の特等席」などの静かな作品を作っている。
映画「罪の声」と日経平均3万円時代の接近、それに私の 46冊目の新刊プレゼント(第1040回)
「罪の声」の魅力はかなり多いが、何といっても、塩田武士の原作がいい。週刊文春のミステリーベストテンの第1位。しかもまだ記憶に新しいグリコ・森永事件を題材にし、心ならずも事件に巻き込まれた弱者たちのその後の運命を画いている。 導入部がすばらしい。京都市内でテーラーを営む36歳の男(星野源)が、父の遺品の中からカセット テープと手帳を見つける。再生すると、脅迫文を読まされている子供時代の自