「 マーケットEye 」 一覧

シェイクスピア「リチャード三世」とバイデン大統領を織り込み始めたNY、そして日本株長期上昇のサイン(第1020回)

 15世紀後期のイングランド。ランカスター家とヨーク家の王位をめぐる戦い「ばら戦争」の末、ヨーク家のエドワード四世が王位に返り咲く。この作品はエリザベス女王の時代に起きた史劇ブームに乗ったもの。ヘンリー四世、五世、六世、リチャード二世、そしてこのリチャード三世。  ローレンス・オリヴィエの主演、監督した映画を私は高校三年の時に観た。後年仲代達矢さんが富山で上演したときも。英国でオリヴィエの

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上半期の外国人売りは7兆円、産油国の換金売りやまず

過去5年間でグロース株は対バリューで50%のアウトパフォーム 株式投資においては銘柄選択が非常に重要で、銘柄ごとにどんな性格を持っているか、多数の区分がある。大型・小型、値がさ・低位、PER水準、PBR水準、売上高成長率、業種(さらに業種内の小区分もある)などなど。 一番多く使われるのは大型と小型の区分で、ほとんどその理由を説明するのが、代表的なインデックスに含

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映画「フィールド・オブ・ドリームス」とトランプVS連邦最高裁の判決の行方(第1018回)

 私の大好きな野球もの映画。ロケ地となったオハイオ州北東部のダイアースビルの野球場はそのまま残されている。今年は8月13日にホワイトソックスとヤンキースの公式戦が行われる予定だったが、ご存じのコロナ大騒動。どうなったのかなあ。  お話を簡単に。レイ(ケビン・コスナー)は小さなトウモロコシ農業を経営し、妻と娘の三人暮らし。ある日、天からの声を聞く。「If you build it、He w

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まだトランプ落選の確率を織り込んでいない米国株価

落選すれば22年から法人税と富裕層の税率は大幅アップ必至 警官による黒人暴行殺人?事件以来、トランプ氏への信認は大きく失墜した。本来共和党の堅固な支持層であった富裕者層、退役軍人などからも離反者が続出し、元政府首脳メンバーからも次々と罵声に近い批判が浴びせられている。19日には久々の選挙集会が挙行されたが、収容1.9万人の会場に応募が100万人あったのに、実際の来場者は7千人弱、

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映画「慕情」と時限爆弾化した香港問題とNYダウの行方、 そして日本株 (第1017回)

映画「慕情」と時限爆弾化した香港問題とNYダウの行方、 そして日本株 2020・6・21 (第1017回)   1955年のこの作品は、当時まだ珍しかったシネマスコープで撮った香港の観光映画である。何といってもナット・キング・コールが歌った主題歌(Love Is a Many―Splendo r ed Thing)は映画音楽史上最高の作品と言われている。  主演はジェニファー・

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米国と中国、やがて灰色のサイが暴れ出す

金融緩和してもその後の成長に繋がらなければ意味がない 金融緩和は果たして経済成長率の引き上げに貢献するか。半分イエス、半分ノーというのが筆者の答えだ。経済が悪化し、潜在成長率から想定されるトレンドから大きく下振れしている場合、元のトレンドに接近するところまでは効果があるだろう。借金に依存している企業や消費者は、金利負担が減少し、資金が借りやすくなるから、その分投資や消費が増える。

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コロナには安心材料出たが、米国の下げは一段の深刻化を予想

NYダウCFDが先週末終値から東証大引け前に1100ドル安に 先週の米国主要3指数の週足チャートを確認してほしい。全てが完全ではないが、前の週の大陽線のより高値で寄り、より安値で引ける大型の「陰の包み足」である。天井圏でこれが出たらオシマイ。これは3月安値を付けた週の「陽の包み足」の正反対で、それがしばらく安値無用の上げを暗示したのと同様に、今後の尋常でない弱さを暗示するものであ

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