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トルストイ「戦争と平和」とポスト・コロナ新時代とジョージ・ソロス氏の新しい提案 2020・4・26 (第1009回
トルストイが36歳から40歳まで書きつづけた大長編。サマセット・モームは 「あらゆる小説の中でもっとも偉大な作品」と評している。 私はこれを高校二年生の時に読んだ。当時の担任の隈部直光先生のおすすめ だった。第一巻はやたらとフランス語が出てくるし、人名も難しく、読むのに 苦労した。しかし、読み進むうちに、オレはなんて面白い小説を読んでいるん だろうとびっくり。そこから徹夜で岩波文庫を読みふけっ
「方丈記」と安倍政権の方針転換と外国人投資家の変貌、さらにトランプ政権への不安材料(第1008回)
「行く川の流れは絶えずして、しかも、元の水にあらず。」有名な書き出しで、高校生だった私には、この無常観には反発したものだが、もうすぐ85歳の私には十分理解できる。 この随筆の中の前半のパートは12世紀の天変地異と人間の無力さについて書かれている。いわく大火、竜巻、飢饉、地震―。今回のコロナと読み合わせると、実感できる。 鴨長明は高位な神官の家に生まれたが、地位にはつけず、草庵で
コロナ禍、第一波終了後の戻り局面
2020/04/15 | マーケットEye, 上級, 有料記事 マーケットインサイト, 木村喜由
欧米の患者急増場面は峠を越す、アビガン投入期待で不安心理は沈静へ 前回執筆は3月11日。イタリアの感染者数は2千程度で米国では新型コロナの死者が出始めたばかり。しかし4月13日現在累計感染者数185万人、死者11.4万人となり、筆者の想定(特に死者数)を大きく上回って事態は推移している。 各国のPCR検査体制には大きな差があるうえ無症状感染者等の検査漏れが大量にある。筆者は真の感染者数