「 マーケットEye 」 一覧

コロナ対策戦略、両極端を行く台湾とスウェーデン

危機が拡大するか否かは、半分は指導者の能力、半分は運・不運 「お嬢さん 逃げても無駄さ 不幸とは 追うものだから」(失恋魔術師:作詞松本隆 作曲吉田拓郎 歌太田裕美) 医師でもありネットワークやビッグデータ分析で著名なニコラス・クリスタキス米イェール大学教授は「ウイルスは感染しうる全員に到達するまで感染を止めない。最終的に感染が終わるのは、全ての人が自然に感染するか人為的にワクチンの形

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トルストイ「戦争と平和」とポスト・コロナ新時代とジョージ・ソロス氏の新しい提案 2020・4・26 (第1009回

トルストイが36歳から40歳まで書きつづけた大長編。サマセット・モームは 「あらゆる小説の中でもっとも偉大な作品」と評している。  私はこれを高校二年生の時に読んだ。当時の担任の隈部直光先生のおすすめ だった。第一巻はやたらとフランス語が出てくるし、人名も難しく、読むのに 苦労した。しかし、読み進むうちに、オレはなんて面白い小説を読んでいるん だろうとびっくり。そこから徹夜で岩波文庫を読みふけっ

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9.11と同程度、行動変容を求める新型コロナ

政治・経済・社会の局面転換を暗示する土星・冥王星サイクル 年初時点では新型コロナがここまで大ごとになるとは思わなかった。筆者の場合、マーケット関連では波乱が起きる金星逆行の5月13日からの7週間に焦点を当てて、物事の推移を見ていこうというのが基本戦略。その後は東京五輪、米国大統領選挙などのビッグイベントを観察しながら相場や経済の動きをフォローしていけばよいと考えていた。焦点の置き所は

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幸田昌則からCDのご案内

ジャイコミをご利用の皆様、いつもありがとうございます。今回はJAII(NPO日本個人投資家協会)副理事長も務める不動産市況アナリスト 幸田昌則氏より皆様にお知らせがございます。 本来であれば、春は華やぐ季節なのですが緊急事態宣言が全国に出され、誰もが不安を感じる一方実体経済面でも世界経済の大減速が確実視されるなど、日本中が緊迫した雰囲気に包まれています。 とは

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新型コロナ、米国から大きな朗報2連発

正常化の時期が早まる、特効薬と大量の健康感染者の確認 新型コロナのリスク(我々が見込んでおくべき危険性)は、先週末大きく低下した。第一が、重症患者を中心とする125人に対するレムデシビル(米ギリアドサイエンシズが製造)の治験で、重症の2人が死んだ以外はほぼ全員が1週間以内に回復したというのだ。17日昼前に記事が流れたが、その後大量の先物買いが入って225は600円高となった。メー

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「方丈記」と安倍政権の方針転換と外国人投資家の変貌、さらにトランプ政権への不安材料(第1008回)

 「行く川の流れは絶えずして、しかも、元の水にあらず。」有名な書き出しで、高校生だった私には、この無常観には反発したものだが、もうすぐ85歳の私には十分理解できる。  この随筆の中の前半のパートは12世紀の天変地異と人間の無力さについて書かれている。いわく大火、竜巻、飢饉、地震―。今回のコロナと読み合わせると、実感できる。  鴨長明は高位な神官の家に生まれたが、地位にはつけず、草庵で

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日本市場で勝手に暴れているヘッジファンド

41万人死亡説を鵜呑みにしてはいけない 北大・西浦教授の無対策ならコロナ死者41万人という予測結果が注目されている。本人がそれを狙って動いているフシもある。だがこの計算にはいくつも現実離れした前提条件が盛り込まれており、非常に誇張されたものとなっている。 氏は基本再生産数(感染期間中に感染者が何人に伝染させるかという数値で、本来なら感染者増加係数と名付けられるべきもの)をドイツなどを参

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