「 マーケットEye 」 一覧

映画「八十日間世界一周」とコロナショックによって引き起こされたバイデン大統領の可能性 (第1003回)

 ジュール・ヴェルヌの代表作。私は小説を読んでいたので、1958年におこなわれた映画化は大いに楽しんで観た。お話が単純なので、カメオ出演で当時の大スターが続々と登場した。今でも名のあるスターはフランク・シナトラ、マレーネ・ディートリッヒくらいかな。  舞台は1872年のロンドン。主人公フォッグ氏(デヴィッド・ニヴン)は80日で世界一周できるかどうかを賭けて下男のメキシコ人を連れて旅

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コロナのリスクはほぼ織り込む、ひとまず打診買い

リーマンショック時並みの急落、未経験の事態にリスクオフ先行 1月号以来「破断界」という言葉を用いて急変リスクへの警戒を求めてきたのは適切だった。ただし中国のリスクは金融パニックでなく新型コロナウイルスであり、米国はサンダース旋風による大幅増税懸念によるもので、少しピント外れではあった。ともあれ主要株式市場は2月前半に高値を付けていたが、1か月前後で軒並み20%前後の急落を演じ、特に3月に入っ

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集団免疫と水星逆行の終了、これを読んで今夜は休んでください

本日は09年安値のアニバーサリー、極端な値段が続々出現 今朝パソコンを見て目を疑った。原油価格が32ドルだと!OPEC総会での減産合意に失敗するどころか、これまで自主的減産で価格サポートに尽力していたサウジが、国営石油会社アラムコの上場により政策を変え一転増産も辞さないと伝えられて、パニックが起きた。買いポジションを持っていた投資家は強制的に投げさせられ、14時前に27.34ドルの安値を付け

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映画「コンティジョン」と乱高下するNYダウの意味と日本株(第1002回)

 「コンティジョン」とは接触感染のこと。連日TVはまあ、あきもせずコロナ肺炎がらみのニュースを報じている。しかし、TV番組の報道は不公平、片手落ちだ。  最近は、連日、感染者数は減少し、回復者数は増大、ついに日によっては実質的な感染者数は減少に転じた。これを報じない。  まず国外。感染者数は3月5日現在9万2100人、前日比2204人、増加回復者数は2955人増加。つまり751人、感

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バイデン氏が候補でいいんですか、アメリカは?

サンダース氏がよいとも思わないが、あまりに新味がなさすぎる 米国株の動きが超荒っぽい。日中の高値・安値に前日終値も加えて、1日の変動幅を計算すると、米国は8日間連続でほぼ1000ドル強が続いている。これは下値にしっかりとした買い物が存在しないことを意味しており、超高速取引による大口注文が出現するたびに一方的に上下していることを現わしている。 これに比べたら日本株の日中値幅など大人しいも

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株価は目先底入れも、戻り相場は長続きしない

ウイルスはゆっくり拡散させ、峠を越えるのを待つのが最善 ヒトの伝染病のメカニズムや歴史を一通り勉強した人間なら、今回のウイルス禍は、それほど恐れる必要はないと知っている。遅くとも1か月前には理解していたはずだ。唯一、絶対に避けねばならないのは武漢市内の病院で起きたような、恐怖心に駆られた群集による多重感染と、医療機関の処理能力を超えた患者の殺到によりスタッフさえ倒れる土崩瓦解状態である。医者

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映画「駅馬車」とセリング・クライマックスの接近と、コロナウィルス ワクチン (第1001回)

 ここ数週間、私は家の中に閉じ込められ、新作を見ることは不可能。幸い自宅にはヤマほど好きな古典作品があるので、ブログのテーマをあれこれ考えながら、DVDを選ぶのは楽しい。  久しぶりにこの西部劇を観たが、新鮮な驚きと快感は変わらない。 荒野を疾走する駅馬車。追うインディアン。乗り合わせた乗客たちの織り成す人間模様。最後には1対3の決闘シーンへ。ドラマとしてもエンターティンメントとして

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