「 マーケットEye 」 一覧

映画「コンティジョン」と乱高下するNYダウの意味と日本株(第1002回)

 「コンティジョン」とは接触感染のこと。連日TVはまあ、あきもせずコロナ肺炎がらみのニュースを報じている。しかし、TV番組の報道は不公平、片手落ちだ。  最近は、連日、感染者数は減少し、回復者数は増大、ついに日によっては実質的な感染者数は減少に転じた。これを報じない。  まず国外。感染者数は3月5日現在9万2100人、前日比2204人、増加回復者数は2955人増加。つまり751人、感

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バイデン氏が候補でいいんですか、アメリカは?

サンダース氏がよいとも思わないが、あまりに新味がなさすぎる 米国株の動きが超荒っぽい。日中の高値・安値に前日終値も加えて、1日の変動幅を計算すると、米国は8日間連続でほぼ1000ドル強が続いている。これは下値にしっかりとした買い物が存在しないことを意味しており、超高速取引による大口注文が出現するたびに一方的に上下していることを現わしている。 これに比べたら日本株の日中値幅など大人しいも

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株価は目先底入れも、戻り相場は長続きしない

ウイルスはゆっくり拡散させ、峠を越えるのを待つのが最善 ヒトの伝染病のメカニズムや歴史を一通り勉強した人間なら、今回のウイルス禍は、それほど恐れる必要はないと知っている。遅くとも1か月前には理解していたはずだ。唯一、絶対に避けねばならないのは武漢市内の病院で起きたような、恐怖心に駆られた群集による多重感染と、医療機関の処理能力を超えた患者の殺到によりスタッフさえ倒れる土崩瓦解状態である。医者

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映画「駅馬車」とセリング・クライマックスの接近と、コロナウィルス ワクチン (第1001回)

 ここ数週間、私は家の中に閉じ込められ、新作を見ることは不可能。幸い自宅にはヤマほど好きな古典作品があるので、ブログのテーマをあれこれ考えながら、DVDを選ぶのは楽しい。  久しぶりにこの西部劇を観たが、新鮮な驚きと快感は変わらない。 荒野を疾走する駅馬車。追うインディアン。乗り合わせた乗客たちの織り成す人間模様。最後には1対3の決闘シーンへ。ドラマとしてもエンターティンメントとして

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安倍首相、全国休校決断の裏にある五輪を花道に勇退の思惑

株価が下がってトランプ再選が危うくなったことで小規模なパニック売りが出た 昨夕の安倍首相の緊急発表は本当に驚いた。NYダウが連続的に1000ドル安するよりずっと驚いた。先にマーケットの方を片付けておこう。以前から書いている通り、大統領選の前半のヤマ場は3日のスーパーチューズデイ。普通の株式投資家が思い描く最悪のシナリオは、この日にサンダース氏の優勢が固まり、大幅増税不安を嫌気して株価が下がり

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信用膨張バブルの崩壊に向け、最初のクラッシュ

株価急落の原因はサンダース候補の優位ではないか 昨日のNYダウは久々の1030ドル安。欧州でもウイルス禍が拡大したのを嫌気したという説明より、ネバダ州予備選でサンダース氏が圧勝したことで先行きの増税路線に現実味が強まったことの方がずっと説得力がある。中国以外での新ウイルス死者は微々たるもので、予防的な行動制限によるマイナス効果も中国以外では一過性のもので終わる。 しかしサンダース氏が掲

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映画「ビリーブ 未来への大逆転」とトランプ再選への大リスク(第1000回)

 おかげさまでこのブログも1000回を迎えました。皆様のご支援に感謝いたします。また今回のコロナ肺炎流行で被害にかかられた方々に、お見舞い申し上げます。  今回あまり有名でもない作品を取り上げたのは、現在も活躍する主人公が務めている米国最高裁が、3月に入ると二つ、重要な裁判の口頭弁論を開始するからだ。  6月末に判決が下るが、市の内容によってはトランプ→ペンスの政変か、民主党への政権

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