「 マーケットインサイト 」 一覧

【上級者向き】 トランプバブル進行中、過熱まで売りは我慢

米金利が急反落するまで円安株高は続く 日経225は米大統領選開票日の11月9日16111円から1か月後の19042円まで一本調子に上げ、18.2%高となっている。TOPIXは1287.39から1526.97まで18.6%高、ドル円は101.19円から115円まで13.6%高。9日の夜間でドル円は115.4円、225のCFDは19200円まで続伸しており、上げは継続中である。 米国株価の動き

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【上級者向き】 トランプ大統領で金利為替トレンドが一変

予想外の結末も、最終的にリスクオン地合いに 世界の市場は直前までクリントン氏当選を見込んで動いていたが、最後の最後でトランプ氏が逆転勝利を掴んだ。選挙速報の入ってきた9日昼時点でオープンしていた主要市場は日本だけだったが、そこにヘッジ需要が集中したため一時的にドル円は101.2円、225先物は16100円まで急落する場面があったが、14時過ぎからNYダウ先物とドル円が下げ渋ったところから市場の空

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【上級者向き】 米大統領選ほぼ決着、しばらくリスクオンの地合いに

トランプ氏が自滅、米国利上げの公算強まる 過去1か月間、東京株式市場は多くの不透明要因を消化しながら総じて強含みで推移してきた。TOPIXは9月15日1296まで下げたが8月安値より9ポイント上で下げ止まり、10月11日には6月初以来の高値1362まで挽回している。この間ドル円は102円前後で推移していたが、直近では原油価格の反発と米国長期金利の上昇により、104円付近まで戻してきている。

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【上級者向き】 じっくり安値を拾うべき時期

いずれにせよ米国は年内一度利上げしよう ドル円相場の下値が固まってきたようだ。99円台でダブルボトムを付けた形になっており、中間の高値の107円を突破するようなら再び長期円安トレンドが再開する。ただし日柄的に来年3月までは本格的なトレンドが生じる公算は低い。 最大の理由は米国の利上げ姿勢が鮮明になってきたこと。部分的に弱い指標が混じるが、米国経済は順調に推移しており、ほぼ完全雇用で時間当た

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小型のサマーラリーはありうるが高望みは禁物

BREXITを乗り越えて米国株は史上最高値を更新 英国国民投票でののEU離脱は全くの予想外であったが、当日為替や株価が大波乱になったものの、日を追うにつれて冷静な見方が浸透し、3週間経った現在ではNY株価が史上最高値を更新するに至っている。世界のGDPに占める英国の比率は2%程度、EU脱退と言ってもユーロには参加しておらず、加盟により貿易や人的交流面での優遇が失われる英国が自殺点を蹴り込んだ程度

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市場の歪みがひどい、買うのは割安銘柄だけに

異常な債券買い、英国のEU離脱懸念だけでは説明できず 筆者の目では現在のマーケットは正常なバリュエーションの序列に従っておらず、グチャグチャになっている。特にひどいのが債券市場で、10年国債利回りは米国1.68%、日本は-0.155%、ドイツが0.03%、英国50年債で2%という。常識的には長期債利回りは名目GDP成長率の近傍となり、年限が長いものほど流動性プレミアムが上乗せされて高くなるという

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年度内は上下に振れやすい、逆張り姿勢で

2016年5月号 木村喜由のマーケットインサイト 日本個人投資家協会 理事 木村 喜由 投機筋主導で激しく上下動、実体は比較的平穏 4月28日の日銀政策決定会合では追加緩和の有無で見方が割れていたが、筆者の予想通り見送りとなった。同様の意見はけして少なくなかったのだが、株式関係者およびヘッジファンド(HF)は追加緩和を当て込んで強気ポジションを取っていたため、会合直後は失望売りで株

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