「 マーケットインサイト 」 一覧

木村喜由のマーケットインサイト
2014年10月号
波乱の10月来たる、買い急ぎは厳禁

日本個人投資家協会 理事 木村 喜由 ついに米国市場の弱気転換が始まったのかもしれない。現時点ではNYダウは9月の最高値から4.6%下げただけだが、主要指数で最も動きが強かったNADAQは7.3%の下落である。米国経済の回復によってFRBの金融政策転換の方向性は明らかだが、米10年債利回りは過去3年で最高だった1月の3.06%から年初来最低の2.285%に低下しており、米国以外の経済悪化が原因と

続きを見る

木村喜由のマーケットインサイト
2014年9月号
円安加速も株価との連動弱まる

日本個人投資家協会 理事 木村 喜由 過去1か月間、株式市場はジリ高歩調で推移した。米国では景気指標が総じて順調、欧州ではデフレ懸念からECBが追加金融緩和に動いたことにより、債券が大幅高となって株式への資金シフトを後押しした。現在、世界的な債券バブルが発生しているとみており、押し出される格好で本来なら債券に向かうべきだったマネーまで株式市場に流入し、異例の長期にわたって押し目を作らない上げ相場

続きを見る

木村喜由のマーケットインサイト
2014年8月号
嵐近し、安値買いのチャンス

日本個人投資家協会 理事 木村 喜由 前回、儲けにくい時期なのだから無理せずポジションを軽くすることを推奨した。予想以上に米国株が踏ん張ったほか投機筋の仕掛け的な動きもあって日経225は7月まで上値を追ったが、年初の高値には届かずその後8日間で1000円余りの急落を見た。上げも下げも投機筋の策動的な仕掛けによるものであった公算が強いが、儲けにくい時期なので無理はせぬようと述べたのは正しかったと思

続きを見る

木村喜由のマーケットインサイト
2014年7月号
夏の急落不安あり、逃げ出す準備を

 日本個人投資家協会 理事 木村 喜由 NYダウは1万7千ドル大台に乗せ、SP500も2000に肉薄するなど、米国市場が相変わらず堅調である。しかし、これは長期の強気相場終盤に特有の、いわば惰性で流入する資金が演出しているものであり、企業収益が順調といっても株高の資産効果によって景気や雇用が底上げされているだけなので、実体経済はそれほど頑強なわけではない。 米国株価については、長期のテクニ

続きを見る

木村喜由のマーケットインサイト
2014年6月号
相場で儲ける地合いではない

日本個人投資家協会 理事 木村 喜由 平均株価は見通し難、個別株の厳選を 前回5月号では「5月は転換点になりやすいので、動いた方向に追随したい」と書いた。 その後TOPIX(東証株価指数)は若干下押ししたのち安値からちょうど100ポイント反発した後、高値もみ合いとなっている。 問題はこの先だが、米国株価が調整場面の助走期間を迎えたような動きになっているため、日本株が米国追随で上がる

続きを見る

木村喜由のマーケットインサイト
2014年5月号
変化の起きやすい5月、動きに追随

日本個人投資家協会 理事 木村 喜由 膠着相場の転換点が迫りつつある 2月4日を起点とする日本株の中期サイクル(通常3~5か月)はそろそろ終点に近づいている。安値は5月後半から6月前半に迎える公算が強い。 すでに起点を下回ったので弱気サイクルであるのは明らかだが、4月安値を少し下回るか、為替や外国株の急落を伴って深押しするかはまだ見極めがつかない。 5月9日時点で日経225採用銘柄

続きを見る

PAGE TOP ↑