投資に強くなる投資家メディア【ジャイコミ】個人投資家を目指す人、投資に強くなりたい人のマーケット情報配信中
2017/01/18 | マーケットEye, 有料記事 マーケット通信, 木村喜由
事件があったわけでないなら最終的には妥当な着地点に 英国のEU離脱はずっと前に決まっていたことであり、国民の意思がEU加盟による便益より移民の制限を求めていることは早くなら報じられていたため、いわゆる「ハードBREXIT」になることは市場のコンセンサスだった。それが大きな混乱をもたらすものでないことは、英国株式のほぼ40日間に及ぶ棒上げから判っていたはずだ。 市場の雰囲気は全然弱気にはなっ
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2017/01/16 | マーケットEye, 有料記事 マーケット通信, 木村喜由
トランプの出方をあれこれ想像しても得るものは少ない 先週末からほぼ1円円高方向に振れたため、本日の株価はほぼ1%下落した。たぶん日銀のETF買い707億円が入っていたはずで、これがなければもう0.3%ほど下振れしたであろう。もっとも、本日円高に振れるべき国内材料はなく、たぶんSWF(外国系政府ファンド)の換金売りがあることを察知した投機筋が円高方向に仕掛けたのではないか。 10月以降外国人
2017/01/12 | マーケットEye, 有料記事 マーケット通信, 木村喜由
オバマケアは全面撤回して薬価引き下げを要求? 注目されたトランプ記者会見は、米国市場においては小波乱はあったものの無事通過したが、日本市場には厳しかった。ドル円は板の薄いところに仕掛けが入った模様で、116円を割っていったん上に戻してから叩き込み、午前3時過ぎに114.3円台まで下げた。その後1円以上反発させてから東京時間に入り株式先物とペアで売り崩し、225先物は19060円、ドル円は114.
2017/01/11 | マーケットEye, 有料記事 マーケット通信, 木村喜由
足元の調整は単なる揺り戻し 大発会の後の株式市場は冴えないが、その理由は今晩予定されているトランプ新大統領の記者会見である。1か月前に予定されていたが、彼のビジネスと新職務との利益相反の可能性があるため、新任早々の法的問題の浮上を避けるために慎重に内容チェックをしたものと思われる。その割にはあちこちに好き勝手のコメントを発しているが、それも大統領就任までのこと。大統領が国家的理想に反する「個人的
2017/01/05 | マーケットEye, 有料記事 マーケット通信, 木村喜由
大局観は円安ドル高でイージーだが、波乱の種が散らばっている 新年明けましておめでとうございます。今年は昨年よりは落ち着いた年になりそうですが、そこここに落とし穴が待っていることは同様と思います。少しでもご参考になるよう頑張りますので、本年もご愛読くださいますようよろしくお願い申し上げます。 今年の大発会は昨年と打って変わっての急騰だった。クリスマス前後から買いを手控えていた外国人が、年末時
2016/12/28 | マーケットEye, 有料記事 マーケット通信, 木村喜由
情報管理の労力、コストは意外に大きい あなたは投資をすべきか否か。そもそも投資をする資格があるか。この質問は簡単なようで意外に回答が難しい。ここで語るのは株式投資に限らずギャンブルも含めて、自己資金を投入して成果または損失を発生する何物かを買い、成果は結果次第という「広義の投資」と呼ぶもの全体についてである。 投資は、直接の投資金額のほかに投資を決断するまでに多額のコストや労力を投入しなけ
2016/12/26 | マーケットEye, 有料記事 マーケット通信, 木村喜由
米国株式は遠からず弱気市場に転換、春と夏に大きなハードル出現か 前号で書いたように来年の株式市場については、概ね強気である。年間を通じて円安基調の下で日本企業の利益・一株純資産は増加基調を続ける公算が強いので、よほど悪い出来事が生じなければ株価は上値を追うだろうと思っている。しかし、いろいろ外部条件や年回りやアストロロジーからのジンクスを考え合わせると、楽観的すぎることは危険だ。 常識的な