映画「ナバロンの要塞」と日経平均新高値は大丈夫か? 目標値は? トランプ2.0のベネズエラ攻撃した真相

2026・1・18(第1308回)

アマゾンより>

一ぺんも観た経験のない人に絶対おすすめの冒険映画が、これだ。私などは10回も観た。アメリカに住んでいた当時、クリスマスの特選映画として放映されたが、その経験が忘れられない。

あらすじは最後にまとめるとして、この映画はスパイが重要な役割を果している。ひとつの行動に対して、スパイ、つまり反対の役割を果す人間がいたら、どうなるか?

今回の日経平均は新高値達成について、反対している人がいる。澤上篤人さんだ。別に同氏がスパイなんて言っていない。

くわしくは一冊買って読まれるのが一番だが、チャートをごらんになるだけで、意味はわかるだろう。

<澤上篤人『大逆回転前夜』より>

<澤上篤人『大逆回転前夜』より>

私は反対である。目先はひと休み、というか小幅反落だろうが、何といっても高市政権の「衆院解散」が大きい。与党が勝つとわかっている選挙は必ず買いだ。武者陵司さんの「7万円」説を知り乗ることにしよう。ただし、落とし穴がある。みんな注目していないが

、自民党の支持率は内閣のそれと比べると極めて低い。あれれ、という事態になる可能性はないではない。

さて、米国トランプ2.0のベネズエラ攻撃について、諸説ふんぷんである。

私が注目したのは渡部恒雄氏の見方だ。

「実際、1月4~5日に行われたロイター・イプソス世論調査によれば、トランプ大統領の支持率は42%と、昨年12月の39%から上昇している。一定の効果はあったと言えるだろう。米国の有権者は強い米国に魅せられるものだ。」(コメントライナー1月14日付)

これに対して、私は資源産出国としてのベネズエラに注目している。

以下、大井幸子さんの資料にもとづく。

「ベネズエラ電撃侵攻は、単なる軍事作戦ではなく、AI 覇権と対中戦略が絡み合った、米国の「黄金時代」への布石である。

トランプ政権が AI を中核とした新しい製造業の隆盛を目指すなか、データセンター増設と運営には莫大な電力と最新の半導体製造を必要とする。そのためには、原油、天然ガス、水といった資源、そして戦略的資源であるレアアースの安定供給を確保しなければならない。

もともと中南米は米国の「裏庭」だった。そこに2005年以降経済大国となった中国が資源獲得を目的に乗り込んできた。加えて中国は、ベネズエラやその他の貿易相手国と人民元で決済し、ドルの影響を排除しようとしてきた。

具体的には、中国はベネズエラに約600億ドルを「石油担保融資」、ブラジルには約300億ドルを融資し、石油会社ペトロブラスやインフラに注力してきた。エクアドルではダムや発電所に約170億ドルを融資したが、2016年には中国が建設した欠陥ダムが多大な環境破壊と損害を与え、世界が注目するところとなった。

【地図1】はベネズエラの地下資源の埋蔵量を示している。原油、金、ニッケルの埋蔵量は世界最大で、特にコルタンは重要で、レアメタルであるタンタルとニオブを抽出する黒い金属鉱石で、スマホ、ノートパソコン、ゲーム機などの電子機器に不可欠なタンタルコンデンサの材料となる。

中国はベネズエラの原油のみならずレアメタルの採掘も含む利権を享受しようとしている。中国は重要鉱物の世界的な加工量の少なくとも3分の2、さらにレアアース精製プロセスの90%以上を占めている。このことが米国の「中国封じ込め」戦略の足枷になっている。トランプ閣税交渉が中国と休戦状態にある理由は、中国がレアアース輸出規制というカードを握っているからだ。もしベネズエラを米国にとってレアアースの採掘・精製基地として活用できれば、米国はレアアースの中国依存度をかなり低減できる。

中国に加えてベネズエラで重要なのはイランとロシアの存在である。イラン革命防衛隊とヒズボラはベネズエラに存在が確認されている。さらにイランはベネズエラにドローン生産施設を有し、米国到達可能なドローンを製造できるという。そして、ロシアもベネズエラに軍事拠点を有している。ベネズエラは中国・ロシア・イランが同時に相互利益を図る形で活動する唯一の拠点である。よってトランプ政 権にとって、この拠点を破壊することは、南北アメリカ大陸を含む「西半球」を米国の地域覇権のもとに置くために必要な措置なのだ。」(ヘッジファンドニュースレターより)

私は米国は成功すると思う。財政赤字で低迷していたベネズエラ国債の価格が暴騰している。

ヘッジファンドニュースレターより>

終りにあらすじをまとめる。

舞台は第2次世界大戦中のエーゲ海である。ドイツ軍が占領するナバロン島には、難攻不落の要塞があり、そこに設置された巨大な長距離砲が連合軍の艦船を脅かしていた。この砲台のために、近海のケロス島に孤立した2000名のイギリス軍兵士の救出作戦が不可能となっていた。

連合軍は、ナバロン島の要塞を破壊するため、特殊部隊を編成する。隊長は登山の専門家であるキース・マロリー大尉で、爆破の専門家ミラー伍長、ギリシャ人のアンドレア・スタブロス大佐、ギリシャ語を話せるフランクリン少佐、そして技術者のブラウン伍長の5名から成る部隊である。

彼らは漁船に偽装してナバロン島に接近するが、嵐に遭遇して座礁する。困難を乗り越えて島に上陸した一行は、ギリシャ人レジスタンスの協力を得ながら要塞への潜入を試みる。しかし、内通者の存在や裏切り、仲間の負傷など、次々と困難が襲いかかる。

最終的に、彼らは要塞内部への侵入に成功し、爆薬を仕掛けて巨大な砲台を破壊することに成功する。これにより、連合軍の艦隊はケロス島の兵士を無事救出することができたのである。

では皆さん、Good Luck!!


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