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映画「黄金」と金相場の今後
今井澂・国際エコノミスト
2015/05/25 | マーケットEye 今井澂, 今井澂のシネマノミクス
今週は「駆け込み女と駆け出し男」を観た。井上ひさし原作の「東慶寺花だより」の映画化だがよくまあ脚本としてまとめたものだ。話が込み入っているので映画としてはわかりにくかった。あんまり面白くなかったし。 今回の「黄金」は1948年の白黒スタンダードのクラシック。監督ジョン・ヒューストン。アカデミー監督賞を獲得した。主演ハンフリー・ボガード。 メキシコで食い詰めた二人のアメリカ人が金探し
株主還元の原資は何か?
キャッシュフロー計算書②
金融リテラシー講座 「投資のための財務分析」第23回 前回に引き続きキャッシュ・フロー計算書について説明します。 キャッシュ・フロー計算書の分析で大事なことは1期だけではなく長期で見ることです。1期だけでは一時的な要因を排除できず、誤った判断になりかねません。少なくとも5期以上の長期の累計で見てください。 下にNTTとトヨタの2008年3月期から2014年3月期まで7年間の連結キャッ
あなたの外国株投資は店頭取引?委託取引?
ある男性の憤怒【上】
2015/05/20 | 損する前に読め!, 無料記事 ジャイコミ編集部, 損する前にこれを読め!
ジャイコミ編集部 証券会社が個人投資家向けの外国株取引を拡大しているという。 4月20日の日本経済新聞は「外国株 身近に」との大見出しで、大手各社がセミナー開催やリポート発行、取り扱い銘柄増など営業に力を入れている様子を伝える。「世界的な株価上昇で拡大する個人の分散投資ニーズに応える」というが、外国株投資にはこの記事では触れていない落とし穴がある。ある男性がジャイコミ編集部に自身の
映画「ロッキー」と官製相場とヘッジファンド激闘
今井澂・国際エコノミスト
2015/05/18 | マーケットEye 今井澂, 今井澂のシネマノミクス
今週は「ビリギャル」を取り上げるつもりだった。口コミで只今大ヒット中。副題が「学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて慶応大学に現役合格した話」。たしかに聖徳太子をセイトクフトコと高2で読む出来の悪い女子高生のサクセスストーリーだから後味がいい。私が観たのは平日の午後イチだったが、若い女性で満員だった。おすすめできる。 にもかかわらず、わざわざ2006年の「ロッキー」を取り上げたのは、連日
お金の流れの事実をどう読み解くか?
キャッシュフロー計算書①
金融リテラシー講座 「投資のための財務分析」第22回 今回はキャッシュ・フロー計算書の見方、活用法をお話します。 キャッシュ・フロー計算書の一番の特徴は経営者の恣意的判断が及ばないことです。貸借対照表や損益計算書は会計方針や資産の評価の仕方などにより数字は変わってきます。概ね正しいとしても経営者の見解が示されているのが貸借対照表であり損益計算書です。 それに対し、キャッシュ・フロー計算書
投資の羅針盤
資本課税強化は不可避
「新型相続税」導入の提言
日本個人投資家協会副理事長 岡部陽二 日本の財政は改革の先送りで1,000兆円超の債務残高と毎年40兆円の赤字を垂れ流している。 政府は利払い費用を除いたプライマリーバランス(基礎的財政収支)を2020年度に均衡させる目標を掲げ、これを国際公約にもしている。 政府は2%の実質経済成長持続を前提とした7兆円の自然増収と歳出削減9.4兆円によりこの公約を達成しようと目論んでいるが、この計画は